20160307_ka

 

 

 

◎文書にて回答を求める事項 & 環境省からの回答◎

2016/3/7(月)

内閣総理大臣宛に署名を提出し

環境省に申し入れ書を提出し、文書にて回答を求めました。

 

質問&回答を公開します。

Codomo-Rescue』平野大輔 所感

今回の申し入れに関し、文部科学省、復興庁と同じタミングで環境省に対して申し入れの交渉をさせて頂きましたが

環境省のみ申し入れでの話し合いが実現しませんでした。

話し合いが実現しなかった理由として『311直前で多忙である』との回答でした。

311直前で多忙である』のは各省庁同じ事で、環境省のみ話し合いが実現しなかったのは非常に残念です。

また日を改めて、東京以外の地方から、上京しなければならない現状をお伝えしましたが、

それでも話し合いに応じていただけず、環境省の誠意のなさを感じました。

また文書で回答頂いたすべての内容に関しても、納得のいく回答を得ることが出来ませんでした。

環境省より回答頂いた事に関しても、所感を述べさせて頂いているのでお読みいただければと思います。

環境省と話し合いの時間を持てるよう日程調整をし、申し入れ、話し合いの機会を作らせていただきたいと思います。

その際には、今回、回答していただけなかった事項や、提示していただけなかった情報等もお聞きし、

その際の申し入れ映像を公開させていただこうと思っております。

 

※回答いただけなかった事項に関する環境省の解説

回答していない項目についてはメール本文に記載した通り当省の所管外のこととなりますので、お答えを差し控えております。具体的には避難指示解除については復興庁が、土壌汚染の汚染状況及び福島第一原発からの放射性物質の放出量については規制庁が、食品や水の安全基準については厚労省が所管かと思料されます。

また、回答済みの事項について再質問についてですが、環境省が出している資料以外については責任を持ってお出しすることがきないため詳しくはそちらにお問い合わせください。

 

 

 

==

 

1)丸川大臣の発言に関して

問題発言に関して。

2014年、汚染土などを保管する中間貯蔵施設の建設をめぐり、石原伸晃環境相のが「最後は金目でしょ」と発言した問題発言に引き続き、丸川珠代環境相が2月7日に長野県で行った講演で、東京電力福島第1原発事故後に、国が除染に関する長期努力目標として「年間1ミリシーベルト」と定めたことに関して、「反・放射能の人がワーワー騒いだ」という趣旨の発言をしていたことが報道に出ましたが、この発言に対し、環境省としてはどのようにお考えになられていますか?

また除染に関する長期努力目標として「年間1ミリシーベルト」と定めたことに関して環境省としてはどのようにお考えになられていますか?

 

環境省回答)

 1) 環境省としては、被災された皆様のお気持ちをしっかりと受け止め、追加被ばく線量年間1ミリシーベ

 ルトという長期目標を堅持し、引き続きその達成に向けて、政府一丸となって、除染等の対策を実施し、

 福島を始めとする被災地の復興のために全力を尽くしていきます。

 

Codomo-Rescue』平野大輔 所感

原発事故から現在に至るまで追加被ばく線量年間1ミリシーベルトという長期目標、

つまり『目指す』と言い続け、現在も『目指している』状況であり、現在も掲げた目標は達成されておりません。

目標が達成できない現在も、子どもたちは被曝し続けています。

福島県や東日本広域において、追加被ばく線量年間1ミリシーベルトが達成できるまでの間

子どもたちを避難させるべきでした。

また、除染完了の判断は、空間線量ではなく『土壌を細かく核種も計測』するべきだと思います。

粘り強く、要求を続けようと思います。

 

 

2)除染に関して

 

A) 除染方法について端的に教えて下さい。

 環境省回答)

 2)A) 除染は、空間線量率等の測定により汚染の状況を確認し、線量や除染対象等に応じて、表土の削

 り取り、拭き取り、堆積物の除去等の手法の中から、適切なものを選択して実施します。

 

B) 原発事故後、除染をしなければならないような場所で、除染しながら子どもを生活させ続けています。この点において環境省はいかがお考えでしょうか。

 環境省回答)

 2)B) 放射性物質汚染対処特別措置法の基本方針に掲げる基本的な考え方に基づき、学校、公園など子

 供の生活環境については優先的に除染を実施しています。

 

Codomo-Rescue』平野大輔 所感

 原発事故から現在に至るまで追加被ばく線量年間1ミリシーベルトという長期目標、つまり『目指す』と言い続け、現在も『目指している』状況であり、現在も掲げた目標は達成されておりません。

目標が達成できない現在も、子どもたちは被曝し続けています。

福島県や東日本広域において、追加被ばく線量年間1ミリシーベルトが達成できるまでの間、子どもたちを避難させるべきでした。

また、除染完了の判断は、空間線量ではなく『土壌を細かく核種も計測』するべきだと思います。

粘り強く、要求を続けようと思います。

 

C)  子ども被災者支援法基本方針改定() 概要のマップに関して

この外部被ばく線量総計の概要の計算方法が、全然納得のいくものではありません。

除染に関して責任を持って行っている環境省が測定した放射線量と上記マップの放射線量は一致するのでしょうか?また、航空モニタリングではなく、環境省が除染前と除染後の東日本広域の各市町村ごとに細かく計測したデータが存在しますか?(もしあるなら公開されているHPURLをお伝えください)

 環境省回答)

 2)C) 環境省が除染を実施している除染特別地域においては、除染の効果の確認や、効果が維持されて

 いることの確認を目的として、事前・事後にモニタリングを行っており、その結果は、環境省のホームページに掲載しています。

HP アドレス 

http://josen.env.go.jp/area/data/index.html

 

Codomo-Rescue』平野大輔 所感

除染前、除染後のデータを上記に提示していただきましたが、除染後の放射線量が大変高く、驚いています。

提示して頂いた上記データを是非ご覧ください。

また、除染完了の判断は、空間線量ではなく『土壌を細かく核種も計測』するべきだと思います。

粘り強く、要求を続けようと思います。

 

D)  住民の帰還、避難指示解除に関して。

マップで見る限り、住民を帰還させて良い場所、避難指示を解除して良い場所だとは到底思えません。

環境省HP 除染実施計画に基づく除染の結果を見ても、放射線量が高すぎます。

「除染の目標として1ミリシーベルト以下を目指す」というのであれば、その目標が達成されてから避難指示を解除すべきではないでしょうか?

また、空間線量ではなく土壌を測定し、さまざまな放射性核種についても漏れなくきめ細やかに測定すべきです。

土壌の放射線量や放射性核種の数値を公表せずに、住民帰還や避難指示の解除をすべきではないと思いますがいかがでしょうか?

残念ながらご回答頂けませんでした。 

 

 E) 森林、河川等の除染に関して

 森林、河川等を除染しない理由をお答えください。

 なぜ森林、河川等の除染を行わず、現状を放置したままで避難指示を解除しなければならないのでしょうか?

 福島県の森林率は71%。つまり単純に福島県土の7割以上の森林は除染する事なく放置され、事故直後に年間20ミリ〜50ミリシーベルト以上もあった超高濃度汚染地域の森林を除染する事なく避難指示が解除されようとしています。

 「除染の目標として1ミリシーベルト以下を目指す」というのであれば、森林に関しても目標が達成されてから避難指示を解除すべきではないでしょうか?

環境省回答)

2)E) 森林については、住居等の周辺に加え、里山等の森林内の日常的に人が立ち入る場所について、

地元の具体的な御要望や現場の状況を勘案しつつ、除染を実施しています。

河川等については、一般的には水の遮へい効果があり、周辺の空間線量への寄与が極めて小さいことがわかっているため、水が干上がった場合など、水の遮へい効果が期待できない場合に、空間線量率に与える影響が大きいと考えられ、一般公衆の活動が多い生活圏に該当する箇所について、必要に応じて除染を実施することが適切と考えております。

 

Codomo-Rescue』平野大輔 所感

福島県の森林率は71%であり、森林、河川等の除染を行わず、現状を放置したままで避難指示を解除することは納得できません。

また河川に関しては水の遮へい効果という意味不明な説明を持ち出し、説明を受けたことにも驚きました。

森林や河川も含め、福島県や東日本広域において、追加被ばく線量年間1ミリシーベルトが達成できるまでの間、子どもたちを避難させるべきでした。

また、除染完了の判断は、空間線量ではなく『土壌を細かく核種も計測』するべきだと思います。

粘り強く、要求を続けようと思います。

 

F) 除染完了の地域が増えてきていますが、除染完了後、放射線管理区域に相当する場所は存在しないのでしょうか?空間線量だけでなく土壌検査も行った上での除染完了宣言でしょうか?

 福島第一原子力発電所事故以前に放射性廃棄物とされていた数値の1キログラムあたり100ベクレル以下の数値に下がっていますか?

G)除染は移染と指摘される様に小手先の解決方法でしかなく、被曝防護のためには子どもの環境は最優先に除染するべきで、対応ができないのであれば立ち入り禁止の措置を取るべきです。また学校環境の除染に関して、2017年に避難指示解除されることにより再開される学校環境の除染完了とされる【空間線量】および【土壌検査による線量】の基準値をお知らせください。また、放射線各種の測定をする計画があるかお答えください。

環境省回答)

2)FG) 除染実施計画に基づく面的除染を終了したことをもって、除染等の措置の完了としています。

除染の完了に関する空間線量や土壌検査の基準値は設けておりません。

除染の直前・直後には線量のモニタリングを実施してその効果を確認しており、さらに除染後半年から一年後には線量の事後モニタリングを実施しています。その結果、再汚染等が確認され必要な場合には、合理性や実施可能性を判断した上でフォローアップ除染を実施してまいります。

 

Codomo-Rescue』平野大輔 所感

 「除染の完了に関する空間線量や土壌検査の基準値は設けておりません」。との回答に大変驚きました。

避難指示解除され、学校が再開される学校付近の生活環境、学校の敷地内に関しても空間線量や土壌検査の基準値が設けられていないことに関しても信じられません。

避難指示を解除するのであれば年間1ミリ以下になり、空間線量ではなく『土壌を細かく核種も計測』し、子どもたちの安全が確保されない限り、避難指示を解除し学校教育を行うべきではないと思います。

粘り強く、要求を続けようと思います。

 

H) 全国47都道府県市町村で土壌汚染の状況を把握し、どの地域の汚染が高いのかを比較し、環境省が責任をもって公表してください。

残念ながらご回答頂けませんでした。 

 

I)  201512月の申し入れの際に原子力規制庁に回答頂きました。

『避難指示区域への住民の帰還にあたっては、当該地域の空間線量率から推定される年間積算線量が20  ミリシーベルトを下回ることは、必須の条件に過ぎず、同時に、国際放射線防護委員会(ICRP)における現存被ばく状況の放射線防護の考え方を踏まえ、以下について、国が責任をもって取組むことが必要であると認識しております。

長期目標として、帰還後に個人が受ける追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下になるよう目指すこと

避難指示の解除後、住民の被ばく線量を低減し、住民の健康を確保し、放射線に対する不安に可能な限り応える対策をきめ細かに示す』

 長期目標として、「帰還後に個人が受ける追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下になるよう目指す」とありますが、その状況になることが確定しているので帰還させると考えて間違いないでしょうか?環境省として追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下になるような除染を約束できるのでしょうか?

 環境省回答)

 2)I) 政府としては、除染のみならず、モニタリングや食品の安全管理、リスクコミュニケーション等

の施策を通じ、住民の方々が生活する中で、個人が受ける追加被ばく線量を、長期目標として、年間1 ミリシーベルト以下になることを目指しているところです。除染は、最適と考えられる手法で可能な限り線量を低減させるよう作業を実施しており、引き続き適切な除染を実施してまいります。

 

Codomo-Rescue』平野大輔 所感

『目指す』という表現を、原発事故以降ずっと続けていますが、達成することなく避難指示を解除し続けていることに矛盾と誠意のなさを感じます。

原発事故から現在に至るまで追加被ばく線量年間1ミリシーベルトという長期目標、つまり

『目指す』と言い続け、現在も『目指している』状況であり、現在も掲げた目標は達成されておりません。

目標が達成できない現在も、子どもたちは被曝し続けています。

福島県や東日本広域において、追加被ばく線量年間1ミリシーベルトが達成できるまでの間、子どもたちを避難させるべきでした。

また、除染完了の判断は、空間線量ではなく『土壌を細かく核種も計測』するべきだと思います。

粘り強く、要求を続けようと思います。

 

(面会の当日質問があった事項)

学校の周辺を除染して線量が落ち着いたところはあるが、ところどころにホットスポットがあり、その中には通

学路も含まれている。定期的に線量を測り高いところが見つかれば除染すると言う対応をお願いしたい。

避けられる被ばくは避けるべきというのは当然のこと。

環境の変化があり回除染して下がるがまた上がった場合にはきちんと測ってほしいし、

ホットスポットが見つかっても追加で除染ができないのはおかしい。

そのことへの返答を求めたい。

環境省回答)

事後モニタリングの結果、再汚染等の除染の効果が維持されていない箇所が確認された場合には、合理性や実施可能性を判断した上でフォローアップ除染を実施してまいります。_

 

Codomo-Rescue』平野大輔 所感

原発事故から現在に至るまで追加被ばく線量年間1ミリシーベルトという長期目標、つまり

『目指す』と言い続け、現在も『目指している』状況であり、現在も掲げた目標は達成されておりません。

目標が達成できない現在も、子どもたちは被曝し続けています。

事後モニタリングの結果、再汚染等の除染の効果が維持されていない箇所が発見された場合、フォローアップ除染をするとのことですが、この間も子どもたちは被曝し続けています。

子どもの被曝ありきの考え方に納得がいきません。

福島県や東日本広域において、追加被ばく線量年間1ミリシーベルトが達成できるまでの間、子どもたちを避難させるべきでした。

また、除染完了の判断は、空間線量ではなく『土壌を細かく核種も計測』するべきだと思います。

粘り強く、要求を続けようと思います。

 

 3)甲状腺がんに関して

A)  福島県で子供たちの甲状腺がんが原発事故以前の数十倍の発生率で多発していることを、環境省としてお認めになりますか?

環境省回答)

福島県の「県民健康調査」検討委員会甲状腺検査評価部会の「甲状腺検査に関する中間取りまとめ」では、県民健康調査「甲状腺検査」の結果、甲状腺がんの「悪性ないし悪性疑い」と判定されたものが「甲状腺がんの罹患統計などから推定される有病率に比べて数十倍のオーダーで多い」ことが指摘をされており、この評価については、「過剰診断」の「可能性が高い」との意見があったことは承知しています。

 

 B)  評価部会で「最終的に放射線の影響であるか判断するには最低でも10年かかる」結論がありましたが、それは、何もせず10年間待つということでしょうか?

環境省回答)

東京電力福島第一原子力発電所事故による放射線に係る住民の健康管理については、その時点における情報や議論を踏まえて、適宜、必要な取組を進めていくことが重要と考えています。 _

 

○因果関係を「考えられない」ではなく「考えにくい」という表現を続けている段階で、単に問題を先送りにしているにすぎないのではないでしょうか?原発事故直後から多くの国民が、『特に、乳幼児、妊婦、子どもに健康被害が出るから、乳幼児、妊婦、子どもを避難をさせるよう』求めました。しかし、日本政府は『直ちに影響がない』といって避難をさせず、対策もほとんど立てることなく現在に至っています。

放射性ヨウ素によって甲状腺がんが続出することは、原発事故直後から多くの専門家が指摘していたことで、現在の甲状腺がんの多発は十分に予想できたのではないでしょうか?それなのに放置してきた事は大変罪深い事だと思います。

環境省回答)

御指摘の「考えにくい」との表現は、福島県の「県民健康調査」検討委員会甲状腺検査評価部会の「甲状腺検査に関する中間取りまとめ」の記載と推測をしますが、同中間取りまとめは、最新の知見を踏まえて専門家が議論した結果をまとめたものであると認識しています。 _

なお、同中間取りまとめでは、県民健康調査「甲状腺検査」の結果、甲状腺がんの「悪性ないし悪性疑い」と判定されたものが「甲状腺がんの罹患統計などから推定される有病率に比べて数十倍のオーダーで多い」ことが指摘をされており、この評価については、「過剰診断」の「可能性が高い」との意見があった旨が記載されています。

 

○甲状腺がんは、放射性ヨウ素が原因と考えられますが、環境省としては、福島第一原発事故における放射性ヨウ素の放出量(甲状腺初期被曝線量)は把握されているのでしょうか?

また、放射性セシウムの放出量を把握されていますか?その他の放射線核種に関して、放出量を把握しているかお答え下さい。

チェルノブイリ原発事故の核種の放出量と、福島第一原発事故の核種の放出量を比較しないと、「放射線の影響とは考えにくい」とは言えないのではないでしょうか?

残念ながらご回答頂けませんでした。 

(回答できない理由)

原子力放射線の影響に関する国連科学委員会の報告書などで承知はしているが、所管外のため、また資料の量が膨大であるため、その資料を環境省から提供することができない。

 

○また、チェルノブイリ事故による甲状腺被曝線量のデータは把握されていますか?

環境省回答)

原子放射線の影響に関する国連科学委員会の報告書など、チェルノブイリ原発事故における甲状腺被ばく線量が報告されていると承知しています。

Codomo-Rescue再質問)

チェルノブイリ事故データへの回答に関し何をもって「報告されていると承知」しているのか

具体的にどういった資料を見てそう判断したのかURL等で教えてほしい。

環境省再回答)

原子力放射線の影響に関する国連科学委員会の報告書などで承知はしているが、所管外のため、また資料の量が膨大であるため、その資料を環境省から提供することができない。

 

○福島の詳細な甲状腺初期被曝線量、及びセシウムの初期被曝線量、その他30~100種類の核種の初期被曝線量を把握されていますか?

環境省回答)

例えば、原子力災害現地対策本部や福島県により、甲状腺被ばく線量やホールボディ・カウンタによる測定の結果が報告されていると承知をしています。 

Codomo-Rescue再質問)

福島の甲状腺初期被曝線量への回答に関し何をもって「報告されていると承知」しているのか

具体的にどういった資料を見てそう判断したのかURL等で教えてほしい。

環境省再回答)

原子力放射線の影響に関する国連科学委員会の報告書などで承知はしているが、所管外のため、また資料の量が膨大であるため、その資料を環境省から提供することができない。

 

○過去の同様の事故から学ぶ事は、どのような事案であっても必要な事だと思いませんか?

環境省回答)

チェルノブイリ原発事故等の過去の事故の情報も、必要に応じて業務の参考としています。

 

C)  (略)県民健康管理調査において、甲状腺がんの発生の増加はスクリーニング検査によって発見されたとされているが、甲状腺がんの数値は、当初の予想よりも多いという事を認めている。甲状腺がんが多いと認識できたのならば、早急に保養及び避難、移住などの対策を講じて下さい。

また、福島県に限定されている甲状腺検査を、日本中のすべての学校において行うよう働きかけるべきではないでしょうか?甲状腺検査だけではなく、尿中セシウム定量検査や遺伝子検査を含む健康調査などを、福島県民だけでなく日本国民のすべてに長期間、継続的に調査していくように働きかけることこそ、環境省の責任ではないでしょうか?

環境省回答)

福島県の「県民健康調査」検討委員会甲状腺検査評価部会の「甲状腺検査に関する中間取りまとめ」では、当該資料を踏まえた上で、県民健康調査「甲状腺検査」の結果、甲状腺がんの「悪性ないし悪性疑い」と判定されたものが「甲状腺がんの罹患統計などから推定される有病率に比べて数十倍のオーダーで多い」ことが指摘をされており、この評価としては、「過剰診断」の「可能性が高い」との意見があった旨が記載されています。 環境省としては、引き続き、福島県の県民健康調査「甲状腺検査」の動向を注視してことが重要と考えています。

 

 3)甲状腺がんに関して

Codomo-Rescue』平野大輔 所感

『注視』という名の『何もしない現状維持』ではなく、『予防原則』に則って、早急に保養及び避難、移住などの対策を講じて下さい。また、福島県に限定されている甲状腺検査を、日本中のすべての学校において行うよう働きかけて下さい。甲状腺検査だけではなく、尿中セシウム定量検査や遺伝子検査を含む健康調査などを、福島県民だけでなく日本国民のすべてに長期間、継続的に調査して下さい。

粘り強く、要求を続けようと思います。

 

 

 D)安倍総理発言に関して

 安倍総理は東京オリンピックの招致プレゼンでこう発言されました。

 『我が国の食品や水の安全基準は世界で最も厳しい基準であります、

 食品や水からの被曝量は日本のどの地域においてもこの基準の1/100であります、つまり健康問題については今までも現在もそして将来も全く問題はないということをお約束いたします』つまり『アンダーコントロール』状態だと発言されました。これを事実と考える人は殆どいませんが、環境省としては今なお、これを事実と追認されますか?福島の超高濃度汚染地域の避難指示解除の地域の除染を担当し、福島における甲状腺がん多発の現実を熟知している環境省の見解をお聞かせください。

残念ながらご回答頂けませんでした。 

 

 

面会当日の質問

 

県民健康調査についてなぜ環境省が所管しているのか。水俣病などの公害と同様の見方で環境省がやっていると思うが、過去の事例をもう一度考えてほしい。防げるところは防ぐべきであり厚労省がもっと前面に立ってやるべき。

環境省回答)

東京電力福島第一原子力発電所事故による放射線に係る住民の健康管理については、国においては環境省を中心に取り組んでおり、引き続き、関係省庁と連携しつつ、必要な対応をしていくことが重要と考えています。

 

 

 

4)フレコンバックに関して

 

フレコンバックが破れ、除染した汚染物質が流出した件に関して。

(質問1)

フレコンバックの耐用年数は何年ですか?

耐用年数が過ぎたものに関してはどのようにするつもりですか?

ただし、この耐用年数はあくまでも普通の土砂等を入れる場合の想定であり、フレコンバッグのメーカーの資料を調べても、放射能汚染物質を入れて放射能を遮蔽可能な仕様ではありません。

低レベルの放射能汚染廃棄物ですらドラム缶に封印していた事と比べるとあまりにも杜撰な管理方法であることを認められますか?

環境省回答)

直射日光が当たる屋外で3年程度の使用後も要求される性能を満たしているフレコンバック等が主に使用

されています。

フレコンバック等の性能の確保については、遮水シートで覆い直射日光が遮られた状態を維持することが

重要と考えており、定期点検等によりシートの状態を確認し、必要な補修や敷き替えを適時実施することに

より仮置場の安全性を確保しています。

除染により取り除いた土壌等を仮置場で保管するときの放射線遮へいは、フレコンバックの上部や側部を、

非汚染土を入れた遮へい土のう等で覆うこと等により行っています。

 

 (質問2)

20149月に、平野大輔が個人的に問い合わせた件に関して、再度返答を求めます。

(タイトル)2015.9.24 大雨で 除染した袋が 流出した件に関して 疑問点を 環境省に問い合わせました。
その際の 音声を公開します。

 

 1)除染した袋が何個流出したか

 環境省回答)

 流出した袋は、448 個確認しています。(平成2711 17 日公表)

 2)除染した袋を何個回収したか

 環境省回答)

 回収した袋は、443 個です。(平成27 11 17日公表)

 3)除染した袋は何個破れたか

 環境省回答)

 回収した443 袋のうち、内容物がない又は破損した袋は300 袋でした。(平成27 11 17 日公表)

 4)除染した袋、一個の汚染(ベクレル)は?

環境省回答)

環境省では、除去土壌等の入った土のう袋は、放射能濃度ではなく、表面線量率で管理をしています

飯舘村で保管されている土のう袋約140 万袋のうち、1μSv/h 未満が約13%、1μSv/h 以上2μSv/h 未満

が約35%、2μSv/h 以上3μSv/h 未満が約26%、3μSv/h 以上10μSv/h 未満が約25%、10μSv/h 以上

が約1%です。

Codomo-Rescue再質問)

ベクレルを聞いているのでベクレルで教えてほしい。

Svだと測り方(50cmで測るのか1mで測るかで値が違う)の違いで数値が変わってくるので、Svでしか測っていないのであればどういう条件で測ったのか教えてほしい。

環境省再回答)

当初回答した際に、表面線量率で管理をしている旨お答えしており、その測り方については、以下のURLに記載のある通りの方法で測定しております。

 ○環境省ホームページ 除染特別地域

http://www.env.go.jp/jishin/rmp.html#josen-area

 (抜粋)共通仕様書等 除染等工事共通仕様書(第9版)

第3節 除去土壌等の取扱い 4-3-2 線量の測定 P80

(1)大型土のう袋等の表面(当該大型土のう袋等の上面から法線方向に1cmの位置)における空間線量率を個々の大型土のう袋等ごとに測定し、記録すること。

 

Codomo-Rescue』平野大輔 所感

 放射能汚染物質を土壌や食品などを計測する方法である(ベクレル)で計測せず、空間線量を計測する(シーベルト)で管理していることに驚きました。

食品の放射能汚染を測るのに、例えば魚の放射能汚染数値を計測する際に、ガイガーカウンターを魚にかざすような正確性を欠く測定方法だと驚きました。

 

5)    除染した袋が破れ、流出した汚染物質の核種は?

環境省回答)

基本的にはセシウム134137 と考えています

 

Codomo-Rescue』平野大輔 所感

セシウム以外の核種も計測されるはずなので質問しました。

回答いただけず残念に思います。

申し入れの話し合いの場では、もう一度確認します。

 

6)除染した袋が破れ、流出した汚染物質の総汚染ベクレルは?

環境省回答)

流出した放射性物質の量については、不明です。

 

Codomo-Rescue』平野大輔 所感

流出した放射性物質の量について『不明』であるにもかかわらず、環境省は「仮に中身が漏れても、水の量が膨大のため周辺環境に影響が出る水準ではない」と説明しました。

漏れ出たセシウムの総量も放射性核種の実態も把握できていないのに、「仮に中身が漏れても、水の量が膨大のため周辺環境に影響が出る水準ではない」と説明したことに対し、納得できません。 

 

 7)除染した袋は福島県のどこの地域で除染したものなのか

環境省回答)

飯舘村です。

 

8)    この件の責任者は?環境省?福島県?

環境省回答)

環境省です。

 

9)環境省「仮に中身が漏れても、水の量が膨大のため周辺環境に影響が出る水準ではない」と説明。これはどういうことなのか?この発言が事実なら、除染したものすべて、単に太平洋に流せばいいことになってしまうのではないか?

環境省回答)

除染により、放射性物質により汚染された土壌等を出来るだけ取り除き、取り除いた土壌等については、仮置場等において安全に保管することとしております。

本件のような事案が発生しないよう、改善策を取りまとめ、平成27 年9月24 日に公表したところであり、これに沿って適切に管理・保管してまいります。

 

Codomo-Rescue』平野大輔 所感

質問の内容に全くお答えいただけず残念です。

流出した放射性物質の量について『不明』であるにもかかわらず、環境省は「仮に中身が漏れても、水の量が膨大のため周辺環境に影響が出る水準ではない」と説明しました。

 漏れ出たセシウムの総量も放射性核種の実態も把握できていないのに、「仮に中身が漏れても、水の量が膨大のため周辺環境に影響が出る水準ではない」と説明したことに対し、納得できません。 

20149月に、平野大輔が個人的に問い合わせた件に関して、再度返答を求めます。

 

(タイトル)2015.9.24 大雨で 除染した袋が 流出した件に関して 疑問点を 環境省に問い合わせました。

その際の 音声を公開します。

【追加の質問】

1)    現在残っている除染した袋のベクレル数は?

環境省回答)

)(質問2)の(4)をご参照ください。

2)除染した袋の管理はどこがしている?

環境省回答)

環境省です。

3)    流出した除染した袋に関して「最近刈られた草木」との事ですが、最近とはいつ?

環境省回答)

流出した土のう袋は、除染現場から仮置場に搬入するまでの間、一時的に置かれていたものであり、

その内容物は、流出する直前の除染で取り除いた草木等です。

4)    セシウム以外を測ったことがあるのか?

環境省回答)

問題となる汚染源は放射性セシウムと考えられるため、元素成分は測っておりません。

現在残っている除染した袋のベクレル数を調べるつもりがあるのか?

環境省回答)

環境省の実施する除染においては、仮置場等への運搬・保管のため、各袋の表面線量率の測定を行う

こととしており、今後もこれを実施していきます。

環境省回答(除染)

環境省回答(甲状腺がん)

◎環境省に対し、文書で回答を求めている事項◎ (原文全文)

 

1)丸川大臣の発言に関して

問題発言に関して。

2014年、汚染土などを保管する中間貯蔵施設の建設をめぐり、石原伸晃環境相のが「最後は金目でしょ」と発言した問題発言に引き続き、丸川珠代環境相が2月7日に長野県で行った講演で、東京電力福島第1原発事故後に、国が除染に関する長期努力目標として「年間1ミリシーベルト」と定めたことに関して、「反・放射能の人がワーワー騒いだ」という趣旨の発言をしていたことが報道に出ましたが、この発言に対し、環境省としてはどのようにお考えになられていますか?

また除染に関する長期努力目標として「年間1ミリシーベルト」と定めたことに関して環境省としてはどのようにお考えになられていますか?

2)除染に関して

A) 除染方法について端的に教えて下さい。

B) 原発事故後、除染をしなければならないような場所で、除染しながら子どもを生活させ続けています。この点において環境省はいかがお考えでしょうか。

C)  子ども被災者支援法基本方針改定() 概要のマップに関して

この外部被ばく線量総計の概要の計算方法が、全然納得のいくものではありません。

除染に関して責任を持って行っている環境省が測定した放射線量と上記マップの放射線量は一致するのでしょうか?また、航空モニタリングではなく、環境省が除染前と除染後の東日本広域の各市町村ごとに細かく計測したデータが存在しますか?(もしあるなら公開されているHPURLをお伝えください)

D)  住民の帰還、避難指示解除に関して。

マップで見る限り、住民を帰還させて良い場所、避難指示を解除して良い場所だとは到底思えません。

環境省HP 除染実施計画に基づく除染の結果を見ても、放射線量が高すぎます。

「除染の目標として1ミリシーベルト以下を目指す」というのであれば、その目標が達成されてから避難指示を解除すべきではないでしょうか?

また、空間線量ではなく土壌を測定し、さまざまな放射性核種についても漏れなくきめ細やかに測定すべきです。

土壌の放射線量や放射性核種の数値を公表せずに、住民帰還や避難指示の解除をすべきではないと思いますがいかがでしょうか?

E) 森林、河川等の除染に関して

森林、河川等を除染しない理由をお答えください。

なぜ森林、河川等の除染を行わず、現状を放置したままで避難指示を解除しなければならないのでしょうか?

福島県の森林率は71%。つまり単純に福島県土の7割以上の森林は除染する事なく放置され、事故直後に年間20ミリ〜50ミリシーベルト以上もあった超高濃度汚染地域の森林を除染する事なく避難指示が解除されようとしています。

「除染の目標として1ミリシーベルト以下を目指す」というのであれば、森林に関しても目標が達成されてから避難指示を解除すべきではないでしょうか?

F) 除染完了の地域が増えてきていますが、除染完了後、放射線管理区域に相当する場所は存在しないのでしょうか?空間線量だけでなく土壌検査も行った上での除染完了宣言でしょうか?

福島第一原子力発電所事故以前に放射性廃棄物とされていた数値の1キログラムあたり100ベクレル以下の数値に下がっていますか?

G)除染は移染と指摘される様に小手先の解決方法でしかなく、被曝防護のためには子どもの環境は最優先に除染するべきで、対応ができないのであれば立ち入り禁止の措置を取るべきです。また学校環境の除染に関して、2017年に避難指示解除されることにより再開される学校環境の除染完了とされる【空間線量】および【土壌検査による線量】の基準値をお知らせください。また、放射線各種の測定をする計画があるかお答えください。

H) 全国47都道府県市町村で土壌汚染の状況を把握し、どの地域の汚染が高いのかを比較し、環境省が責任をもって公表してください。

I)  201512月の申し入れの際に原子力規制庁に回答頂きました。

『避難指示区域への住民の帰還にあたっては、当該地域の空間線量率から推定される年間積算線量が20  ミリシーベルトを下回ることは、必須の条件に過ぎず、同時に、国際放射線防護委員会(ICRP)における現存被ばく状況の放射線防護の考え方を踏まえ、以下について、国が責任をもって取組むことが必要であると認識しております。

長期目標として、帰還後に個人が受ける追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下になるよう目指すこと

避難指示の解除後、住民の被ばく線量を低減し、住民の健康を確保し、放射線に対する不安に可能な限り応える対策をきめ細かに示す』

長期目標として、「帰還後に個人が受ける追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下になるよう目指す」とありますが、その状況になることが確定しているので帰還させると考えて間違いないでしょうか?環境省として追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下になるような除染を約束できるのでしょうか?

 

3)甲状腺がんに関して

A)  福島県で子供たちの甲状腺がんが原発事故以前の数十倍の発生率で多発していることを、環境省としてお認めになりますか?

B)  評価部会で「最終的に放射線の影響であるか判断するには最低でも10年かかる」結論がありましたが、

それは、何もせず10年間待つということでしょうか?

因果関係を「考えられない」ではなく「考えにくい」という表現を続けている段階で、単に問題を先送りにしているにすぎないのではないでしょうか?

原発事故直後から多くの国民が、『特に、乳幼児、妊婦、子どもに健康被害が出るから、乳幼児、妊婦、子どもを避難をさせるよう』求めました。しかし、日本政府は『直ちに影響がない』といって避難をさせず、対策もほとんど立てることなく現在に至っています。

放射性ヨウ素によって甲状腺がんが続出することは、原発事故直後から多くの専門家が指摘していたことで、現在の甲状腺がんの多発は十分に予想できたのではないでしょうか?それなのに放置してきた事は大変罪深い事だと思います。

甲状腺がんは、放射性ヨウ素が原因と考えられますが、環境省としては、福島第一原発事故における放射性ヨウ素の放出量(甲状腺初期被曝線量)は把握されているのでしょうか?

また、放射性セシウムの放出量を把握されていますか?その他の放射線核種に関して、放出量を把握しているかお答え下さい。

また、チェルノブイリ事故による甲状腺被曝線量のデータは把握されていますか?

チェルノブイリ原発事故の核種の放出量と、福島第一原発事故の核種の放出量を比較しないと、「放射線の影響とは考えにくい」とは言えないのではないでしょうか?

福島の詳細な甲状腺初期被曝線量、及びセシウムの初期被曝線量、その他30~100種類の核種の初期被曝線量を把握されていますか?

過去の同様の事故から学ぶ事は、どのような事案であっても必要な事だと思いませんか?

C)  (略)県民健康管理調査において、甲状腺がんの発生の増加はスクリーニング検査によって発見されたとされているが、甲状腺がんの数値は、当初の予想よりも多いという事を認めている。甲状腺がんが多いと認識できたのならば、早急に保養及び避難、移住などの対策を講じて下さい。

また、福島県に限定されている甲状腺検査を、日本中のすべての学校において行うよう働きかけるべきではないでしょうか?甲状腺検査だけではなく、尿中セシウム定量検査や遺伝子検査を含む健康調査などを、福島県民だけでなく日本国民のすべてに長期間、継続的に調査していくように働きかけることこそ、環境省の責任ではないでしょうか?

D)安倍総理発言に関して

安倍総理は東京オリンピックの招致プレゼンでこう発言されました。

『我が国の食品や水の安全基準は世界で最も厳しい基準であります、

食品や水からの被曝量は日本のどの地域においてもこの基準の1/100であります、つまり健康問題については今までも現在もそして将来も全く問題はないということをお約束いたします』つまり『アンダーコントロール』状態だと発言されました。これを事実と考える人は殆どいませんが、環境省としては今なお、これを事実と追認されますか?

福島の超高濃度汚染地域の避難指示解除の地域の除染を担当し、福島における甲状腺がん多発の現実を熟知している環境省の見解をお聞かせください。

 

4).フレコンバックに関して

フレコンバックが破れ、除染した汚染物質が流出した件に関して。

(質問1)

フレコンバックの耐用年数は何年ですか?

耐用年数が過ぎたものに関してはどのようにするつもりですか?

ただし、この耐用年数はあくまでも普通の土砂等を入れる場合の想定であり、フレコンバッグのメーカーの資料を調べても、放射能汚染物質を入れて放射能を遮蔽可能な仕様ではありません。

低レベルの放射能汚染廃棄物ですらドラム缶に封印していた事と比べるとあまりにも杜撰な管理方法であることを認められますか?

(質問2)

20149月に、平野大輔が個人的に問い合わせた件に関して、再度返答を求めます。

1)除染した袋が何個流出したか

2)除染した袋を何個回収したか

3)除染した袋は何個破れたか

4)除染した袋、一個の汚染(ベクレル)は?

5)除染した袋が破れ、流出した汚染物質の核種は?

6)除染した袋が破れ、流出した汚染物質の総汚染ベクレルは?

7)除染した袋は福島県のどこの地域で除染したものなのか

8)この件の責任者は?環境省?福島県?

9)環境省「仮に中身が漏れても、水の量が膨大のため周辺環境に影響が出る水準ではない」と説明。これはどういうことなのか?

この発言が事実なら、除染したものすべて、単に太平洋に流せばいいことになってしまうのではないか?

この質問に対しての環境省から回答いただきました。

その回答の音声はこちらです。

YouTube動画】

(タイトル)2015.9.24 大雨で 除染した袋が 流出した件に関して 疑問点を 環境省に問い合わせました。 その際の 音声を公開します。

https://www.youtube.com/watch?v=bLI5eZQrOHI&feature=youtu.be

この質問をさせていただきましたが、返答するとおっしゃいましたが残念ながら返答がありませんでした。

上記YouTube動画をご覧になっていただき、問いかけた内容に関して確実に返答お願い致します。

念のため、下記に内容を記載します

1)除染した袋が何個流出したか

9/24 11:00現在、発見されている袋の数は439袋と未使用の9袋、合わせて448

2)除染した袋を何個回収したか

398袋を回収したが41袋は回収困難だが回収予定。

飯舘村で392袋回収し、南相馬市で6袋回収。

3)除染した袋は何個破れたか

飯舘村で発見された437袋のうち269袋破れ、漏れた。

南相馬市で11袋破れ、漏れた。

4)除染した袋、一個の汚染(ベクレル)は?

わからない

5)除染した袋が破れ、流出した汚染物質の核種は?

セシウム134,137

※さらに質問→除染した袋の中身の核種を計測したのか?

再度調べて返答。

どこが計測するの?→それに関しても回答する。

6)除染した袋が破れ、流出した汚染物質の総汚染ベクレルは?

わからない

7)除染した袋は福島県のどこの地域で除染したものなのか

飯舘村

8)この件の責任者は?環境省?福島県?

環境省

※除染した袋の管理は?→確認する

9)環境省「仮に中身が漏れても、水の量が膨大のため周辺環境に影響が出る水準ではない」と説明。これはどういうことなのか?

この発言が事実なら、除染したものすべて、太平洋に流せばいいのではないか?太平洋には膨大な量の水があるのだから。

回答)

流出した内容物の多くは最近刈られた草木で、線量が低く河の水によりさらに濃度が薄くなるため、環境への影響が生じる可能性は低い。

→この見解は環境省。

平野)

おかしいと思いませんか?

飯舘村は線量が高い地域。

除染しなければならないようなものを集めて大丈夫だったら、はじめから河に流せば良いし、除染しなくてもいいのでは?

除染した袋の中身のベクレル数が知れれば済む話。

一個あたりの数値も分からないし、総量もわからないのに流出しても問題ないというのはおかしいと思う。

あったら危ないから線量を下げる為に集めて来たものなのに、集めたものが大量に流出しているわけで。

除染した袋の重さはいくらでしたっけ?

200キロから300キロだ。

最近刈られた草木の最近とはいつ?

流出した除染した袋が飯舘村だということで驚いている。

1個200キロもある除染物なので相当汚染されたものだと思う。

それが流れても影響がないとは思えなくて、影響あるかないか判断するのは国民にも権利があると思う。どれだけの汚染のものが漏れたから、それが環境に影響があるかないか国民が判断したい。

【新たな質問】

1)現在残っている除染した袋のベクレル数は?

2)除染した袋の管理はどこがしている?

3)流出した除染した袋に関して「最近刈られた草木」との事ですが、最近とはいつ?

4)セシウム以外を測ったことがあるのか?

5)現在残っている除染した袋のベクレル数を調べるつもりがあるのか?

 

2016/3/7

Codomo-Rescue』発起人一同

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コメント: 1
  • #1

    柳本伸良 (火曜日, 26 4月 2016 19:32)

    環境省への申し入れ、またその内容について公開してくださり、ありがとうございます。

    環境省が森林河川の除染について言及しているところは私も気になり、水に放射線の遮蔽効果があると考えている根拠は何なのか明示してほしいと思いました。

    また、除染完了の空間線量や土壌検査の基準値が設けられてないことも本当に驚きました。一つ一つの対策が何を目的としているのか分からなくなってきます。

    放射線や被曝については私も無知なことが多く、恥ずかしくなりますが、知識を持つ持たないに関わらず、環境省の対応の仕方が被曝を防ぐためのものとはどうしても思えませんでした。

    引き続き、申し入れを粘り強く続けていくことの重要性を感じました。また、直接話し合いをする場が提供されたらいいなと強く願います。

    本当にこのような活動を続けてくださってありがとうございます。子どもたちが被曝から一刻も早く逃れられるよう、お祈りしています。

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