20150806_fukushima

+2015/08/06 福島県知事に対する申し入れ

 

 

 

福島県知事 内堀雅雄 殿 

 20586

  

                        Codomo-Rescue

発起人一同

 

 

東京電力福島第一原発事故による放射能汚染から子どもたちを守るための申し入れ

 

要求項目

 

1)東日本広域の空間線量調査、土壌検査を実施し、放射線管理区域

(0.6マイクロシーベルト/時、1平方メートル当たり4万ベクレル)に相当する場所から、

子ども、乳幼児と妊婦を早急に避難させること。

(東日本広域の土壌を細かく核種検査し、放射能汚染状況を速やかに公表し対策を講じる事)

 

2)年間被曝許容量を事故前の年間1ミリシーベルトに戻し、年間1ミリシーベルトを超える地域の移住希望者、及び自主避難者に避難の権利を与え補償すること。

 

3)食品の安全基準に関してより厳しい基準を適用すること。 

福島第一原子力発電所事故以前に放射性廃棄物とされていた数値の1キログラムあたり100ベクレルという

食品の基準値を見直すこと。

また、食品の全量検査を実施し、食品のベクレル表示の義務化 (すべての核種に関しても厳しく計測)すること。

 

・高放射線量地域は勿論、内部被曝、低線量被曝に関して、過小評価しないこと(放射能被害にしきい値はない)

 

とりわけ懸念されている、放射線に弱いとされる子ども、乳幼児、妊婦に対し、

今なお「放射線管理区域」の数値に相当するような場所で、

原発事故以後、ずっと生活をさせ続けている状況を改善する事。

早急に、放射線の影響のない地域へ避難させること。

避難者の新規受け入れ再開、避難先での借り上げ住宅手当の延長、就労斡旋、無償での被曝医療の提供等、

避難者の目線に基づいた十分な救済策を講ずることを強く求めます。

 

                     以上

 

要求項目の(1)(2)(3)を実現させるため、プロジェクトのアクションを起こした結果、

直筆署名合計 2413筆、及び、オンライン署名4684筆、総計7097筆の署名集まりました。

1586現在)

申し入れと同時に署名をお渡しします

Codomo-Rescue』発起人一同

 

発起人:植木宏、小澤弘邦、橘内芳雅、齋藤夕香、鈴木真理、西片嘉奈子

 平野大輔、藤井葉子、山口直久、山本太郎 (50音順)




◎映像公開&文字起こし 公開◎

2015/8/6(木)

福島県知事宛に署名を提出致しました

『Codomo-Rescue』第二回福島県知事宛署名提出(2015.8.6)【1:32:57】 

撮影:『Codomo-Rescue』

IWJ_FUKUSHIMA 映像提供

 

Codomo-Rescueからのメッセージ

 

Codomo-Rescueは『自主避難者の支援打ち切り』『住民帰還を促進する国や福島県の方針』に断固『反対』します。

そして、原子力規制委員長 田中俊一氏の「もともと自主避難というのは、自分は嫌だからっていうので避難したわけですから、それを国がどういう訳か、支援するというふうになっちゃった」という発言、つまり、国が自主避難者を支援する必要はない』との考えには到底同意出来ず、この冷徹な発言及び支援打ち切り決定の撤回をするように福島県に強く求めます。

 

国策として推進して来た原発が事故を起こし、原発事故直後、年間1ミリシーベルト以上の地域に住む福島県民を、本来なら国の責任で早急に避難させるべきでした。しかし、国や福島県は県民を避難させずに被曝させ続け、国が避難させてくれないがために自費で避難せざるを得なかった『被害者』である自主避難者に対し『支援してやる』という上から目線の対応を続けて言います。

『支援』ではなく『被った損害への賠償』です。

自主避難者への住宅の無償提供は、国や福島県が継続しなければならない当然の「義務』ではないでしょうか?

 

健康被害が続出する事が予想されている今、年間1ミリシーベルトの地域に住む人に『避難の権利』を与え

補償する事を強く求めます。

そして、自主避難者への住宅無償提供の打ち切りに変わる具体的な支援策を、福島県が国に対して強く働きかける事を強く求めます。

 

 

◉Codomo-Rescue平野

今のを聞いて、何かおっしゃりたいことがあれば。どなたか。

率直な意見交換で、何か、今の時点で、もしあれば。

 

福島県担当者

質問項目を事前に頂戴していたやつがあるかと思うんですが、できれば、その形でやって頂けるとありがたいなと思いますけども。

 

 

◉Codomo-Rescue平野

そしたら、事前に質問した項目についてお答えいただけたらと思うんですけども、時間に制限があるので、できたら簡潔にお答えください。

後ほど文書でじっくり説明していただいたらいいので、できたら簡潔にお答えいただけたらなと思います。

 

それでは、この文書での回答を求める事項>の(1)(※このページの最後に記載しています)

に関してなんですけど、福島県としては詳細なデータっていうのは出されているんでしょうか。

実測による放射線量...

 

福島県担当者

それでは放射線監視室からお答えいたします。

事故直後の放射線のデータにつきましては、大震災がかなり影響が大きかったということなので、モニタリング機材とか測定作業人員が確保できなかったということなので、マップを作るまでのデータは取れなかったというのが事実でございます。

それは大変申し訳なかったかと思うんですけれども、7地方振興局の方では測定を当初から開始しておりまして、一番早いところでは、県南地方振興局、311日の18時からもっと遅いところでも県中地方振興局で、13日の13時から測定開始しております。

またそれ以外の市町村の方でも、遅くても21日の午前中からは各市町村の役場所在地で測定しておりますので、そちらのデータについては全て公表しておりますからホームページの方をご覧頂きたいと思います。

あと直近のものにつきましては全てこれもホームページ上で公開しておりますので、そちらをご覧いただいて、確認をお願いしたいと思います。以上です。

 

◉Codomo-Rescue平野

各市ごとのマップとかで出されてますか、データって。

なんでこういうことを言っているかというと、えっと、これですね。

↑ 写真をクリックすると拡大されます      

          <子ども被災者支援法基本方針改定(案) 概要 > 参考データ >

 

皆さん、ご存じだと思うんですけど。

この図が、ざっくりしすぎてて。

「安全だから(福島に)帰ってください」と話に今なっていますよね。

これだと分からないので、各市ごとに細かく、どれだけ安全ですよっていうのを示してもらえたらなと思って、ご質問させてもらったんですね。

この外部被ばく線量総計の概要の計算方法が、全然納得のいくものではないんですね。

質問にもさせてもらったんですけど、たとえば0.6マイクロシーベルトの場所を、数値に表すとしたら、実効線量はいくらになりますか。

事前に質問してると思うんですけど、数値だけでいいんで、数値だけ教えてもらえますか。


福島県担当者

あの、線量につきましては、放射線量ですので、核種というよりは、放射能レベルではなくて放射線という形で表しておりますので、それをご確認ください。

あと線量評価につきましては、国で線量評価の式を作っておりますので、国の方にお問い合わせいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

◉Codomo-Rescue平野

でも事前にこれ出してますよね、安藤さん。

0.6マイクロシーベルトの場所を計算して、教えてくださいって事前に言っていると思うんですけれど、それに対する答えは頂けませんか。

誰が(回答を)してくれるんですか。

 

福島県担当者  

そこはやはり国が出している基準なので、そこについては、ちょっと県の方では、( )を出していないというようなご回答、今申し上げたようなご回答になります。

 

◉Codomo-Rescue平野

事前に出しているわけですから、答えてもらわないと...

 

そうしたら文書での回答を求める事項>の(2)(※このページの最後に記載しています)ですが、

時間が限られているので1分で回答をお願いできますか。

 

福島県担当者

それではまた放射線監視室の方からお答えしますけれども、こちらの方につきましては、東京電力の発表によりまして、対象の港湾は、東京電力の福島第一原子力発電所内にある、専用港湾のことであります。

そのため、一般の漁業者や一般人が入ることができない、または、魚種を採取することも、事故前からできないというものですので、その辺のことで、地点というものは港湾の中ということで。

また併せて、外洋に直結されているものの、( )ということでありますけども、港湾の部分につきましては、福島第一原子力発電所の周辺海域の6地点では海水を採取して、県の方もホームページで公表しておりますので、そちらもホームページをご覧いただきたいと。

 

◉Codomo-Rescue平野

すいません、あの、しつこいんですけど、前回署名提出の時に、担当者、これどなたでしたかね。今日おられますか。

「福島県の方では、発電所の近傍でモニタリングをしてまして、そこにおいては毎月必ずセシウム、たとえば全ベータ放射能、ストロンチウム、プルトニウム、こういった核種を、主要な核種を測っています」とおっしゃっていただいたんです。

その場所と数値を教えてくださいというだけの話なんですけど。

地図を用いて説明してくださいと通達してるんですけど。

それに関するお答えは。

 

福島県担当者

私らの方、ホームページの方で出しておりますので、今言った通りに、核種の方も間違いなくガンマ線核種、トリチウム、ストロンチウム、プルトニウム、あと全ベータ放射能を測定しております。

地図の方もホームページに載っております。そちらをご確認ください。

 

◉Codomo-Rescue平野

安藤さん、あとでURL教えてもらえますか。

今言ったURLを教えていただけますか。

それを見たら解決する話だと思うので。

 

文書での回答を求める事項>の(8)(※このページの最後に記載しています)

福島県で子どもたちの甲状腺がんが数十倍のオーダーで多発していることを福島県は認めるべきですが、どのように考えますか、時間がないので、認める・認めないの二択でお答えいただけたらと思います。

 

福島県担当者

二択では答えられません。

まず多発という言葉で、受け止める印象が違うと思いますので、二択で答えることは難しいと思います。

ご指摘されていることに関しては、第四回の県民健康調査の甲状腺検査評価部会で提出された津金先生の資料ですけど、これに詳しく書かれています。

この資料は、何らかの症状があって、受診して、診断され、報告された症例による、がんの罹患率から推計したした、がんの有病者数と、今回、甲状腺検査、スクリーニング検査によって発見された有病者数を比較して、そのへだたりについて解釈を加えたものです。

その上で、津金先生は、以下のような解釈を加えられています。

一つとして、今回の検査がなければ、数年後までに臨床診断されたであろう甲状腺がんを、早期に診断したことに上乗せ、いわゆるスクリーニング効果だけで解釈することは困難

数年後までに見つかるもの以上のものが見つかっているというふうに、がん工学データ等をベースにすると考えざるを得ない。

二つ目に、過剰発生については、急性感染症などとは異なり、がんの要因と発生との間には、ある程度年数を要することが明らかになっているので、2011年の震災以降に関わった何らかの要因が、2014年までに診断された甲状腺がんの発生率を高めていると解釈することは困難である。

三つ目として、一方、過剰診断については、成人の甲状腺がんにおいて、確実に観察されていることが、小児においても、神経細胞診、マススクリーニングの前例があるので、十分な蓋然性がある、という風に、この資料を提出された津金先生が、データの分析とそれについての解釈について、今言った通りの資料をまとめられていらっしゃいます。

 

◉Codomo-Rescue平野

またそれを文書でください。

全部まとめて文書で返信を下さい。

 

文書での回答を求める事項>の(6)(※このページの最後に記載しています)に関してですが、

前回質問した時に、「帰還に関しては求めていない」とおっしゃったんですね。

それに関して、メディアでは、福島県避難者支援課の松本さんという方が、「除染の進捗状況や生活環境のめどが立つタイミングが293月ごろである」と、こういう風に発言されて、「自治体としてはぜひ帰還していただきたい、帰ってきていただきたい」とはっきり言ってるんですが、これはどういうことですか。

どちらの立ち位置なんでしょう。

出来たら二択ぐらいで、短めにお願いします。

 写真をクリックすると拡大されます

福島県担当者

まずはあの、現在もですね、まあ大体11万人くらいの避難されている方々が全国にいらっしゃいます

県ではですね、そういった方々に対して、避難者支援課としては、安定的な生活とか、( )とか、そういった形で取り組みをさせていただいております。

またあの、県としましてはですね、県内で除染とか、いろんなインフラの整備、あるいはの( )の整備とか、そういったことに取り組んでおります。

これはまさにですね、県としては、安心して帰ってきていただく、または住んでいる方には安心して生活していただく、ということで、全庁を挙げて実施しているというところでございます。

 あと、そういった意味ではですね、当然目的があって全庁を挙げて取り組んでいるわけですから、課長(福島県避難者支援課の松本さん)が説明した通りですね、県としては、帰ってきていただくような受け皿っていうんですか、そういったものに全庁挙げて取り組んでいるっていうところなんです。

あとはあの、私が帰還についてということでお話をしましたが、当然皆さん、避難されている方々とお話をして、最終的にお決めになるのは避難されている方々、それぞれでございます。

大人には直接私も会いますが、まあ、いろんなご事情があります。

お子さんの都合、進学の都合、あるいは就職の都合とか、そういった生活の都合、もうすでに向こうで働いているという方もいらっしゃいます。

あと、また、戻ってきたいという方も当然いらっしゃいます。

 

◉Codomo-Rescue平野

それでその、「安心して(福島に)帰っていただく」ために、この地図(上記地図)では、分からな過ぎるというか、ホットスポットが点在している中で、このデータでどうやって判断すればいいんですか。

自主避難の支援打ち切りで、安心だから帰ってきてくださいって、この地図をもとに、これを見てどうやって判断したらいいんですかっていうことで、1番の質問をさせてもらったんですけで。

だからここで、市ごとの、各市ごとの、詳細なマップがあれば、この航空モニタリングではなくて、実測、1メートルの高さの実測の数値があれば、安心して帰ってこれる数値だとしたら、各自で判断できますよね。

この地図(航空モニタリング)を出されて、判断出来ないっていうのが、言いたかったことなんです。

だから、ぜひあの、安藤さんまたメールしますけれど、各市ごとの詳細な数値を把握しているものがあれば教えてください、ということです。

 

◉Codomo-Rescue斎藤

私も京都に自主避難というか、自主っていうか、やっぱり避難した方が子どものためにはって思って、子どもを連れて私と京都に今いるんですけど。

もう、行ったり来たりしてる生活なんで、住所も福島にありますし、私は福島の県民だと思ってますけど、やっぱりできる限り被ばくから避けたいっていうのが根本的な理由なんです。京都に行ったのも。

子どもを動かすのって親しかいないし、ってあの時判断したけど、本来は放射線量が高くなかったらずっと福島にいたんですよ。

本当にそこだけなんです。

地震きても、ひびは入ったけど家には住めるし、じいちゃんばあちゃんも一緒に住んでるので、家には普通にいたはずなんですけど、自分でやっぱり実際に線量測ったり、庭の線量測ったりしてみて、山の線量測ったり、他の地域も測ったり、あとやっぱり県外に行って測定してみたりして、ああ、やっぱり自分の(住んでいる)所が高いんだなっていうのを確かめてみて初めて、やっぱり動いた方がいいなと思ってやっと動いたんですね。

それって、測ってみないとわからないことがすごくたくさんあるなというのが自分でわかったんですけど。

おそらく各家庭一個ずつ線量計がある訳でもなかった時期なので、多分、自分が持ってたからっていうのはあったかもしれないんですけど。

実際(地面から)1メートルと、地面に直接近づけて測った数値って全然違うんですよ。

空間線量と土の線量と、近づけて測った数値って本当に違うっていうところをまず、自分で、ご自身で皆さんが測ったことがあるのかなというのを一番最初に私、確認したかったなと思ったんですけど。

これ一人ひとりの問題なので。

皆さんがそういう行動をしたかどうかっていうことが、私、すごく気になるんです。

この間復興庁行った時も、それでちょっと話をしたんですけど、そういう行動をとったかとらないかで全然みんな選択が違ってくるんですよ。

ただの、テレビとか新聞とか、そういう報道だけを見て、それを信じて、みんな生きてるところがたくさんあると思うんですけど、やっぱり自分で測ってみて、そういう行動に移すっていうのは、すごい私の中では大きかったんですけど。

皆さん自分で家の線量とか、測定器で測ったりしたことがあるかどうかまずお聞きしたいと思うんですけども。

 

福島県担当者      

私は測ったことはないんです。ただ、家内がある程度はしてるっていうのは、そんなにたいして多くはないんですけど、聞いたことはあります。

 

◉Codomo-Rescue斎藤

簡易測定器で、家とか外とかの線量を測ったり

 

福島県担当者   

市役所から、借りてきて

 

◉Codomo-Rescue斎藤     

今も(市役所が測定器を)貸し出してるんですか。

 

福島県担当者    

それは、もう一年以上前の話なんで、今貸出ししてるかどうかは、すいませんちょっと分からないんですが。

 

◉Codomo-Rescue斎藤  

それって、通常放射線量ってやっぱり下がってきてるかどうかっていうのも、測ってないと分からないことじゃないですか。

上がったか下がったかっていうとこって。

だから継続しないといけないことだと思うんですよ、本当は。

それって、通常放射線量ってやっぱり下がってきてるかどうかっていうのも、測ってないと分からないことじゃないですか。

上がったか下がったかっていうとこって。

だから継続しないといけないことだと思うんですよ、本当は。

 

◉Codomo-Rescue平野

各市のデータってあるんですか。

各市ごとの詳細なデータっていうのは。

もちろん、事故から4年経っているわけで、その当時から今に至るまでどういう感じだったかっていうのは出てますよね、もちろん。

 

福島県担当者

各市で測ってるやつですか。

 

◉Codomo-Rescue平野

各市ごとに。

詳細なマップを知らなければ、安全かどうかわからないですよね。

それってデータって持ってますか。

 

福島県担当者

マップとしては、20キロ四方くらいのレベルにはなってしまいます。

 

◉Codomo-Rescue平野

20キロ四方.....(絶句)

 

福島県担当者

メッシュになっているような状態です。

 

◉Codomo-Rescue鈴木

メッシュじゃ測ってはいないですよね。

 

福島県担当者

メッシュの中でも何地点かは測っているということですので。

 

Codomo-Rescue賛同人 稲村

でもある意味無責任ですよね。

だって県民って、ごめんなさい、私、岳温泉出身(福島県二本松市)なんですけど、観光業で言わせればお客様じゃないですか。納税者ですよね。

戻ってきてほしかったら

一軒一軒測って、あなたのところ大丈夫ですよって言い切らなくていいんですか。

グロスで測って、それでオッケーだから戻ってこい、無責任すぎませんか、どうですかお考え。

 

◉Codomo-Rescue平野

その前にデータはあるんですか。ないですか。

 

福島県担当者

メッシュの状態はありますので、そちらはホームページ上で...

 

◉Codomo-Rescue平野

各市ごとですか。

 

福島県担当者

各市?核種?市町村?はい。

ありますあります。

 

◉Codomo-Rescue平野

それまた安藤さん、まとめてお答えいただいていいですか。

僕またメールしますんで。

 

福島県担当者

線量マップというものに入っていますので。

福島県のホームページ見てもらえれば一番前に。、射線マップっていうのが・・・

 

◉Codomo-Rescue平野

各市ごとのですか。

 

福島県担当者

市町村ごとのも見れます。

写真をクリックすると拡大されます

◉Codomo-Rescue平野

で、これもテレビなんですけど、放射線量が下がったから戻ってきてくださいと言ってるんですけど、

福島市が事故当時2.74(マイクロシーベルト/毎時)、これもっとあったと思うんですけど、これが、今0.23になって、十分の一だから安全と言ってるんですけど、僕の実感では、まだ0.23にしかなってないんだっていう、めちゃめちゃ高いなというのがあるんですね。

しかもこれ、ざっくりしすぎてて、ホットスポット点在している中で、この広い範囲で安心って言えますか。安全って言えますかね。

それがすごく疑問なんですよ。

安全だから帰ってきてくださいって言ってる割には、データがざっくりしてるっていう。

そこを細かく提示していただけたら、判断のしようもあると思うんですけど。

いかがですか。

まあそれはまたあとで聞きますので。

 

◉Codomo-Rescue斎藤

すいません、さっきのおっしゃっていた...

奥さんとそういう話ってしたことがあります?

こういう線量の話とかってしたことがあります?

 

福島県担当者

たまたま今、私福島市に住んでいますが、除染がうちのほうまで回ってきて、除染の業者の方が、測っていったりもしてるんですが、それを昔測ったのに比べると、だいぶ下がってるねっていうような話なんかはしています。

 

◉Codomo-Rescue斎藤

そういう感じで会話できる夫婦だったらいいんですけど、そういう風にできないご家庭ももちろんあるし、やっぱり気にしてない人、気にしてる人ってすごく分かれてるかもしれないんですけど。

やっぱりこれって福島で起きた事故だから私は福島県としては、何かきちっと率先してしていろんなことを勧めてもらいたいっていうのが一番の願いなんですけども。

今までいろいろ見てきても、住宅とか、そういう帰還っていうかそういうことに関しては、色々やっていただいているのはすごいありがたいんですけども、子どもに対しての、子どもを守ることに関しての、内容というか文面が本当少ないなというのはすごい実感していて。

この間住宅のことで東京の方にも行ってきたときにすごく感じたんですけど、あと自民党本部にも行ってきたんです。

で、その方もおっしゃっていたんですけども、やっぱりその文面色々見ても、子どもに対する施策っていうのが本当に少ないっていうのが一番私の中では感じているんですけど。

除染には本当に一生懸命取り組んでいただいて、今もうちの周りもやってるんですけど、今道路を色々やってるんですけど、家はちょっと前に終わって。

ただ、家の周りはやったかもしれないけど、山とか、子どもら走りまわっていた山とか

そこは全部そのままなんですよ。

だから線量変わってないんですよね。

うちの周りは下がったかもしれないけれども、山はそのまんま、というところが私の中ではすごく...

だから、そこのことをすごく言ってると思ってるんですけど、全部それじゃないでしょっていうことだと思うんですよ。

福島市に山はいっぱいあるじゃないですか

そういうところも含めて、じゃあ本当に下がってきているのかどうかというところも、本当にもっと細かい報告が必要だと思うんですけど。

ただやっぱり子どもに対してというか、避難した人はやっぱりそういう風に子どものためにと思って避難した人けっこう多いんですけど、避難しないで福島に住んでいる人がたくさん今いますよね。

うちも、旦那も親も(福島に)いますけど、そういう人たちのために、何をしているかというか、そこに住んでいる子どもとか妊婦とか、さっき一番最初に私読み上げた内容なんですけど、子どもたちのためにこれからどういう施策を考えているのかなというのがすごく私の中では、すごくこう興味があるというか、気になるんですけど。

やっぱり、他の地域よりも線量が高いことは確かなんですよ。

本当に県外に行って測ってみてほしいんです。福島以外のところ。

福島以外でもまわり高いところがあるんですけど、もうちょっと南の方とかそういうところで測ってみて、改めて福島県内で測ってもらいたいなと思って。

そこで、ああ高いんだなという感覚にならないと、「下がってきた」とは言えないと私は思ってるんですよ。

明らかに、他の、私の今避難した先のどこよりも高いなっていう、そういう認識がない限り、どんどん風化してしまうんじゃないかなという懸念が私の中にはあって。

やっぱりもっと、子どもに対する、福島県が子どもを守るんだっていう、福島県の子どもだけじゃなくって、日本の子どもたちを守るんだったら、福島県が率先していろんな物事を、厳しい基準を決めてもらいたいなあっていうのが一番の願いなんですね。

やっぱりその線量のことは、本当に前からお願いしていることなんですけど。

そうやって子ども達が本当に外で遊びたいじゃないですか、普通は。

芝生の上でゴロゴロしたいじゃないですか。

そういうとこってすごく線量測ると高いんですよ。吸収しやすいので。

そういうのも多分自分で測ってみないとわからないと思うんですけど、そういう情報も、いろんなところから、情報が入ると思うので、できれば、子どものためにもっと力を入れて、政策の内容に盛り込んでもらいたいなっていうのが私の願いなんです。

子ども被災者支援法っていうのがあるので、ただ、その支援法っていう名前自体が私はすごい疑問があるんですけど。

はっきり言ってどこの子どもも同じ、平等に、考えてもらいたいのはもちろんなんですけど。

今回の私らのお願いっていうのは、やっぱり、震災後に始まった署名活動をしている団体なんで、まずは、福島県として、きちんと基準を決めて、よその子どもを含めてみんな子ども達が大事なんだっていう意識をもっとこう、公に発表していただきたいというか、もっと子どものことを入れてもいいんじゃないかなとすごく思うんですけど。

◉Codomo-Rescue平野

それに関して何かお応えできる方・・・

 

◉Codomo-Rescue斎藤

すいません、あの、私京都で、『NPO法人なごみ』っていうところに今勤務していて、そこはプラットフォーム会議で、毎回福島県庁の方とも会議してる団体なんです。

毎回復興庁と避難者の交流会っていうのもやってるんですけども、そこでも、いろいろお願いしてることがたくさんあるかもしれないんですけど、お願いっていうよりもやっぱり一緒に考えていきていなっていうのが私の中ではあって。

できる限り避難も、京都に避難してますけど、そこでは住宅支援を、入居日から6年という風にしていただいていて、あの・・・

 

◉Codomo-Rescue平野

ちょっといいですか。

その、モニタリングに関して、お答え出来る方、さっき言ったことに関して、なんかお答えいただけたら。

自主避難の話題に行く前に。

どなたか、モニタリングのかたですかね?

さっきずっと言っていたことですけど。

山が(線量が)高いとか、ホットスポットがあるとか、そういうのに対してお答えできる方・・

 

福島県担当者

それは、市町村の方では測定器、簡易測定器は貸しているところがあるようですので、ご自分で測るというのはもちろんできるかと思いますけど。

あとは一部の機関、まあ県の方もそうなんですけども、可視化、映像のような形で放射線量を見るっていうのもできる機械はあります。

県には一台くらいしかないんで、市町村を通して貸すっていうことはできるんですけども、個人的には貸せない状態なんで。

 

◉Codomo-Rescue斎藤

もっとあってもいいですよね。

 

福島県担当者

なかなか、高価な機械なので、すべて・・

 

◉Codomo-Rescue平野

核種に関してはどうですか。

質問にも出てると思うんですけど、プルトニウム、ストロンチウムっていう、核種。

あと土壌を測らないと。

 

福島県担当者

土壌の方についても測定しておりますので、それも、ホームページの方を見ていただきたいと・・

 

◉Codomo-Rescue平野

核種はどうですか。核種に関して。

放射線核種。

 

福島県担当者

それぞれの、それも測っておりますので。

 

◉Codomo-Rescue平野

今説明してください。事前に質問を出しているので。

ストロンチウム関してだけもいいです。

どういう方法で測って、どういう風に公開しているかっていうのを教えてもらってもいいですか。

 

福島県担当者

方法に関しては、文部科学省の、旧文部科学省の方で測定法というのも出しておりますので、それに沿って測定しておりますし、データについてもすべてホームページの方では出しておりますので。

 

◉Codomo-Rescue平野

セシウムと、ストロンチウムのマップが違うということはご存知ですか。

 

福島県担当者

マップまでは( )考えておりませんが、放射線量ということで考えておりますので。

空間放射線量という・・・

 

◉Codomo-Rescue平野

それが違うのご存じですか。

セシウムと、ストロンチウムの汚染分布が違うということはご存じですか。

 

福島県担当者

そこまでは把握しておりません。こちらでは。

 

◉Codomo-Rescue平野

はい。大丈夫です。

自主避難に関して。

 

福島県担当者

あの、今の質問で、セシウムと、ストロンチウム、プルトニウムの分布が、

どちらが広範囲かという風に認識されていますか。

 

◉Codomo-Rescue平野

例えば、千葉県柏市、ホットスポットと言われている柏よりも、(宮城県)石巻のほうが空間線量が低いんですよ。

でも、ストロンチウムの分布は、柏のほうが低くて、石巻のほうが高いんです。

それが違うというのが出てるんです。

 

福島県担当者

それは今回の事故によるものですか。

 

◉Codomo-Rescue平野

そうです。

(申し入れ終了後、この分布図をお伝えしました)


※注意※

ストロンチウムの汚染分布に関して、Codomo-Rescue平野のこの発言は事実誤認がありました。

以下のサイトで訂正を表明しています。

http://www.codomo-rescue.net/20150907-answer/

 

写真をクリックすると拡大されます

◉Codomo-Rescue斎藤

さっきの続きになっちゃうんですけど、私が京都でお世話になっているところが、そうやって復興庁と福島県庁職員の方と何度も話し合いができる場を設けて、前回7月に集まった時に、住宅の支援打ち切りの件があったものですから、そのことで避難した人たちが「どうなってるんだ」ということで、結構復興庁の方と県庁の方にもいろいろお話しすることがあったんですけど。

その中でもっと具体的に先々のことも、もう少し説明いただけたら、私たちもそこでぱっと切られるというよりも、確かに一人一人は違うので、もっと込んだ話を聞きたかったんだと思うんです、避難者は。

ただ、避難した人の話なのであれなんですけど。

私的には、お金が大変なので帰ってこようかなと思ってるんですけども、ただやっぱり子どものために私は避難したつもりだし、動いたつもりなんですよ。

この間の集まりの時に、福島県庁の方とお話ししたんですけど、今も時々やり取りしてるんですけども。

私は子どもたちの保養というのをやっていて、保養って皆さん大体今わかっているかもしれないんですけど、私も子ども4人いるので、やっぱり少しでものびのびできる環境のところに連れて行きたいんですよ。

それは、子どもいるお母さんたちは黙ってるけど、言わないけど、思ってる人けっこういるんです。

そこはやっぱり、本当は福島県がもっと責任を持ってお金出してほしいなと。

(民間の保養団体は)みんな寄付とか助成金で成り立ってるんですけど、私たちも、いろいろ企画して、

本当に自分の子でなくてよその子だけども、参加者を募って、京都に呼んだり、そういう作業をしてるんですけど。

この間、ふくしまっ子事業っていうのを、助成金いただきたいと思っていろいろ相談乗ってもらってたんですけど、すごく条件が厳しいんですよ。

助成金をもらうにも、必ず一日自然体験を入れなくちゃいけないとか、67日以上じゃなきゃだめとか、いろんな条件があって、泊まる先も、ホテルみたいなそういう登録されてるところじゃなきゃだめとか、とにかく、お金もらうためにすごくめんどくさいんですよ、条件ありすぎて。

なんでもっとポンッと除染するときみたいにお金をぱっと出さないのかなって思って。

そこがすごい私の中では問題じゃないかなと思います。

もっと子どもらのこと考えるんだったら、本当(福島から)人いなくなっちゃいますよ、こんなことやってたら、って私は思うんですけど、そういうところにもっとお金を使ってもらいたいと思っていて。

そういうのを懸念して寄付してくださる方たくさんいるんですよ。

県外にも、福島にもいますし、海外からの寄付もありますけど、本当は福島県がそこはもっと懐でかくいってもいいと思うんですけど。

どう思われますか。

保養に関してってご存知の方っていますか。

いろいろこう・・・

 

福島県担当者

今お話になっているのは、「子ども被災者支援法」に基づく支援だということで。

国の方で、子どもたちの自然体験などに関するということで、教育庁のほうが助成している。

当然制度の仕組みとして、教育っていうところにポイントがあって、それと合わせて、子どもたちにも、いろんな経験をしていただきたい、今お話おっしゃったように、いろんないい経験をして、いろんな自然体験をしてもらいたいっていう、目的がないとやはり助成できないというところもありますので、その辺は、斉藤さんのおっしゃる疑問もわかるんですが、そういった縛りとかですね、教育的な目的っていうものがあるものですから、その辺はご理解いただきながら、できる限り活用していただければ。

 

◉Codomo-Rescue斎藤

できればやっぱり少人数じゃなくて、むしろ学校が責任持った形で子どもたちをもっと外に出すっていうことを、まずそのパイプを作ってほしいなっていう、そこにお金をもっとつぎ込んでほしいなっていう。

除染しながら子どもを住まわせていることに、私は疑問があって

まず掃除する前に物をよけようぜ、くらいの、そういう感覚を持ってもらいたいんですよ。

しかも一番、これからの子どもたちのことなんか特に。

そこだと思うんですよ。

なので、ただお金出せばいいっていうだけの話じゃなくて、やり方は一緒に私も考えたいなと思うので、できれば、お願いというより一緒にそこを考えていきたいなと思います。

よろしくお願いします。

福島県担当者

ご希望は教育長の方にも

 

◉Codomo-Rescue斎藤

はい、ぜひ、できればそれぞれの学校でそういう取り組みをもっと強化していただきたいので。

 

◉Codomo-Rescue鈴木

支援課って、どちらでしたっけ。

 

福島県担当者

はい。避難者支援課です。

 

◉Codomo-Rescue鈴木

除染って、なぜすると思いますか。

 

福島県担当者

あのー、避難者支援課なので

 

◉Codomo-Rescue鈴木

支援課として考えた場合に、今あちこちで、各市町村によってその、レベルが違うんです、除染する。

でも、除染をするっていうことをみなさん支援課としてはどういう風にとらえていっていますか。まずは。

 

福島県担当者

私としてはですね、どういう風にとらえているかっていうことを、なかなか避難者支援課としてお答えするのは難しいんですが、県として取り組んでいるのは、やはりできる限りですね、なかなか難しいですけど、被災前になるべく近づけるというような形での取り組みですし、またそのほかの( )大震災、ございましたので、インフラ等に関する損害とか、たくさんあったもんですから、そういったことが早急に復旧して、避難している方々が早く戻っていただくと、あるいはここに住んでいる方々にですね、安心して通常の生活を送っていただくというような形で取り組んでいると言う風に考えていると。

 

◉Codomo-Rescue鈴木

やはり、県としても、除染をするということは、

安心して住んでもらうためにやっているという風にと考えてよろしいですか。

 

福島県担当者

ええ、そうですね。

 

◉Codomo-Rescue鈴木

やはり除染しないと住めないと思っているって部分も一つあるということですね。

 

福島県担当者

それはあの、まあ、みなさんいろんな考え方がございますので。はい。

 

◉Codomo-Rescue鈴木

その、なぜ聞くかというと、除染をするということは、やはり原発事故が起きたことが原因で、これだけのものが汚染されてしまった、汚染されたものをきれいにするということで、除染をしてるということですよね。

 

福島県担当者

ええ、そうですね。

 

◉Codomo-Rescue鈴木

そこが、やっぱり認めているはずなのに、そこがきちんとされない上で、子どもが住める場所なのかどうかっていう、根本的なとこに戻ってほしいと思うんですよね。

そうすることによって、支援する、また避難されている方が、戻りやすい環境っていうのはどういうことなんだっていうことを、もう一度クリアに考えてもらいたいっていうのがまず一つあります。

そこらへんを、こう、除染すればいいんだとか、ものすごいお金もかかっているのもわかっていますし、先ほどもそちらで除染がはじまってから土壌測ったらどう違うかとか、そういったことを、やはりみんな当たり前のように除染を受け入れてますけども、現実起きたことをきちんと見つめて、それは全然害のないものだととらえるのでしたらば、除染しなくていいわけですよ。

これだけの莫大なお金をかけて、やる必要性はないわけですから。

なぜこれだけのお金をかけて除染してるのかっていうことは、それは、体にとって影響があると考えられる物としてとらえられているから、行っているということが前提だと思います。

それを考えたうえで、避難してる人たちが、帰ってくる環境を作るのであれば、そこをちゃんととらえて動いてほしいということを、まず伝えたいと思いますので、そういったことも踏まえていただきたいなと思います。

それに対して、どうこう動くのかというのを、県としては、やはり同じ県民として、自分たちは、それを、除染を受け入れているわけですから、汚れたものをきれいにするという立ち位置で、皆さん一緒の立ち位置にいるので、じゃあこの県をきれいにしていくのには、本当にどうしたらいいか、避難されてた方々が戻るための環境づくりはどういうことなのだということに、もう一度ちょっとみなさんと一緒に考える場を、県とか市民レベルで考える場を設けていただければなと、一つ要望させていただきたいと思います。

 

◉Codomo-Rescue平野

それに関して、お答えいただける方があれば。

 

◉Codomo-Rescue鈴木

なかなか難しいんですね

 

福島県担当者

そうですね。

私は除染に対してね

 

◉Codomo-Rescue鈴木

課が違うのでね。

ただ、私たち全員、県民の人たちは、この除染を当たり前のように受け入れているんだけども、この受け入れてる姿勢自体が大きくおかしくて。

降り注いだものをきれいに洗い流してるって、それ、すごく...

お金でも降ってきたら一生懸命懐に入れようとするんだけども、実はそれはいいものじゃはないというのをわかってて除染してますということを、私たちは認めているっていうことをきちんと自覚するべきでしょ、ということを伝えさせていただきます。

 

◉Codomo-Rescue平野

それに関連してなんですけど、田中委員長が、「避難する状況にない」という風に発言したのに関してはご存知ですよね。

 

福島県担当者

そうですね。

新聞とかで報道されていました。

◉Codomo-Rescue平野

それは県としてはどう考えられますか。

 

福島県担当者

「避難する状況にない」っていいますのは、今回の子ども被災者支援法の基本方針の改定案にも掲載されておりまして、国の方でそういう判断っていうものが示されております。

 

◉Codomo-Rescue平野

それとですね、もう一つ、「自分は(福島にいるのが)嫌だからということで避難しちゃったわけですから、それを国がどういうわけか支援することになった」という状況も説明されていらっしゃいましたが、それに関して避難する状況じゃなかったのに、避難したという風に思われますか。県としては。

 

福島県担当者

あの、なかなか、これは田中委員長の発言ですので、どういった意図で発言したかは承知してございませんが、ここに書いてある通りですね、当然住んでいる、今もそうですけど、住んでいる方々もいらっしゃる、また、自分たちの判断でやっぱり避難された方もいらっしゃる、これは事実でございます。

 「どういうわけか支援する」

こういった意図はどうかわからないですけど、国、あるいは県は、そして市町村もそうです、私もそうでございますが、避難者支援課としては、自主避難者の方含めて、避難されている方々すべてに対して支援をしていくというところが事実でございますし。

 

◉Codomo-Rescue平野

県としては、それに異議申し立てみたいなのはしないんですか。

 

福島県担当者

あの...田中先生の発言...

まあ、主旨はちょっとわかりませんが、実際にそう述べられているのはまさに事実でございますので、それについてどうこうっていう話はちょっとできないという風に...

 写真をクリックすると拡大されます

◉Codomo-Rescue平野

県民からしたら、県からしたら、すごい話で、これ、事故当時なんですけど、黄色のところが、(放射線)管理区域(の線量を)超えてるところで、赤のところが2.2(マイクロシーベルト/毎時)を超えてるところなんですね。

それが、事故直後でこれくらいの感じであったんですね。

ほとんど管理区域を越えてる。

もう、こんなことをご存知だと思うんですね。

ご存じですよね、この状況。

学校が管理区域(の値)を越えていて、個別被ばく管理2.2マイクロ以上のところが、赤のところであったということ。

これは絶対に早急に避難させてくださいっていう値なんですね。

それで、僕、この署名の前にも、もう何回も来てるんです。(Moms & Children Rescue FUKUSHIMA)

その時に、「避難させてくださいと言っているのに避難させなかった現実のまま、今に至ってるわけで、「避難させなくてもよかったのに、避難させた」っていうのは絶対におかしいと思うんですよ。この数値を見るだけでも。

多分これご存知ですよね。この・・

 

◉Codomo-Rescue斎藤

これ、ただね、当時私もお願いしに行ったんです、学校に。

先生たちにもお話に行ったんですよ。

うち子どもたちが行ってる学校の校長先生の一人一人に言いに行ったんですよ。

だけど先生たちって、忙しいので、やっぱり情報はいってなくって、そんなにニュースとかで取り上げられてないっていうのもあったり、ほぼ一人一人にそういう情報がいってないっていうのが現状だったんですよ。

私らみたいに、ほぼ素人的な人がこういうこと言っても、あまり取り合ってもらえなかったんですけど。

法律でもう決まってるんですよ。

18歳未満がこういうところいちゃいけないっていうのは決まってるんで。

あちこちで今裁判やってるんですね。

私も原告だしあっちで訴訟も起こしてるし、集団でやってるんですけど。

やっぱりそういう問題って、もう法律で決めてるんですよ。国が自分で。

自分で決めてて自分で違反してるわけですよ。

そこで私たちはいまやってるんですけど。

ただこういうことって、情報あるないでこうやってそれぞれの選択で動いてる状況なんですけど、もうこれは、法律で決まってることだから、福島県としても、強く私は言っていいと思うんですよ。

決まってるから。

みんな言う権利あるんですよ。

そこは、もっと自信持って、いろいろ知ったうえで、行動起こしてほしいんですけど、

 

◉Codomo-Rescue平野

何が言いたいかというと、おかしいことをおかしいという声を上げないと、ずっとおかしいんで。

僕たちもこうやって福島県に来たり、国に言いますけど、福島県としても、おかしいと思ったことを国に言わないと、田中委員長の言ってることは絶対におかしいと思うんで、だからそこで声を上げていかないと、どんどんおかしな方向に進んでいくと思うので。

あと、稲村さん何かありますか。

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

あの、個人的に線量計を持たずに、業者任せにしてるっていうのは、はっきり言って驚きました。

自分の命自分で守ってないんだなと。

そんな人が県民の命守れるのかなという風に思ってることが第一印象です。

ところで若い方いらっしゃいますけど、健康大丈夫ですか。

ちょくちょくこの辺も(線量を)調べさせてもらってるんですけど、この辺の周りって、除染一番遅かったですよね。

今は終わってるんですか。

今日線量計忘れちゃったんですけど。

少なくても去年の6月の時点で、0.5マイクロシーベルトとか、0.6とかって、完全に放射線管理区域の線量が県庁の周りにあったんですけど。

特に本館で受付やられてる方、年齢が上の女性が座られてましたけど、失礼なんですけど、あんなところに若い女性座らせられませんよね。

というか、県庁の方で病気になられた方とかって、みなさん大丈夫なんですか。

お年の方ばっかりですから、あれですけど。

もしくは、高層の建物で仕事をしているから、俺たち平気なんだっていう考え方なんでしょうか。

この県庁の周りの苔、西館の階段の苔、ちょっともらって測りましたけど、キロ当たり7万ベクレルとかってありましたよね。

測ってらっしゃらない。個人的に測られない。

自分で2万円とか3万円かけて測らない。

自分の職場環境の周りを測ってられない。

ご存知の方いらっしゃいませんか。

この県庁の周りの空間線量いくつあったか。

去年、一昨年、一昨々年、私写真持ってますよ。

どなたか、測られている方、っていうか、証拠持たれてる方いらっしゃいませんか。

自分の環境、生活環境、線量測られた方いらっしゃいませんか。

教えてください。

測ってる、記録取ってる、取ってない、どうなんですか。

自分の職場環境ですよ。

放射線管理区域、世界基準の放射性管理区域の線量があった、この県庁の足元ですよ。

自分では測られてない。

答えてください。

測ってるのか測ってないのか。この環境を。

自分の家じゃなくて。

 

福島県担当者

個人的な話でよろしければ。

うちは、自宅を自分で測ったりはしていないので、職場の周りは...

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

当然ですよね。測ってませんよね。

それだけ意識が、健康とか被ばくに関する意識が低いってことですよね。

ごめんなさい、個人攻撃しちゃって申し訳ないですけど。

皆さんどうなんですか。

持ってらっしゃるんだったら、次も私来ますから、出し合いませんか、数値。

皆さんの意識の問題なんです、健康とか、県民に対する健康の意識に対する責任感なんですよ。

数字を持っていらっしゃるんですか、一人ずつお答えください。

イエスかノーかで。

 

◉Codomo-Rescue平野

担当の課があると思うので、そこに一番近い方...

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

いや、個人でもいいと思うんですよね。担当の方がどうのこうのじゃない、一人ひとりの命の問題です。

皆さん自分の命を懸けて県民守ってるんですよね。

ということは、線量くらい測ってますよね。

 

福島県担当者

放射線に関しては、リスクの受け止めがかなり違うと、( )解釈が、まさに今( )中っておっしゃってましたけど、そういったものに関して、今ここでうんぬんかんぬんと言ってても、結論も何も...

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

いや、ごめんなさい、話そらさないでいただけませんか。

私の質問に答えてもらえませんか。

小谷さんは、自分の生活環境を、この職場環境の線量を、測ったことがあるのか。

継時的に記録を持っているのかどうか。

 

福島県担当者

継時的な記録は持ってないです。

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

持ってない。それだけ意識が低いというですよね。

わかりました。はい。次の方...

 

福島県担当者

一方的な決めつけだと思うんです。「意識が低い」

僕は先ほど言ったように、リスクの受け止めが違うから、乖離がありますよね。

そこを見ないで、「あんたはこうだから意識が高い、意識が低い」そういう話になったら...

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

じゃあ別の質問させてください。

みなさん県の職員として、何に責任を感じて仕事されていますか。

何に対して責任、職務...

県民の命ですか...

 

福島県担当者

当たり前じゃないですか。

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

県民だけですか。

 

福島県担当者

福島県職員はまずは県民です。

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

そうですか。

じゃあなぜ、世界基準の1ミリシーベルト...

 

福島県担当者

そこの基準は、解釈が違います...

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

そうしたら、じゃあ小谷さんが亡くなった将来、未来にもここに永遠に記録が残ります。

小谷さんの顔と名前が残ります。

そういう状況の中で、チェルノブイリ基準っていうのも、何年もかかって人間が、市民が勝ち得た、こういった部分。

もし、次に、川内原発でもどこでもいいです、世界のどこでもいいです、事故が起きた時に、福島県民は、あの時この程度の線量を我慢したんだから、100200人、甲状腺がん出ちゃったよ、もしくは白血病も出たけどだましとおしたんだ、だからお前たちも我慢しろっていうことを...

 

福島県担当者

論理の飛躍があると思うんで、何か話にならないと思うんです。

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

いや、っていうことは、県民には責任持つけども、これからの未来とか、将来に関する...

もし福島の、この基準を飲めって、ほかの人たちが嫌だと言っても、その前例になってしまうようなことを、皆さんは...

 

福島県担当者

基準を飲めという立場にもないので...

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

でもそういうことじゃないですか。

帰ってこいよ、(住宅支援を)打ち切るよ。それに対して、不安だ...

 

◉Codomo-Rescue平野

極論できつい言葉で言ってますけど、言ってる言葉は、福島県はどちらの立場に立っているんですかっていうことを強く言ってるだけで。

最後にこれすごく重要だと思うんですけど、自主避難の支援打ち切りますよね。

その時に、復興庁の大臣は、「福島県の要望を聞く」って言ってるんですね。

そこで、福島県が、自主避難(者の住宅支援)打ち切りに代わる新たな支援策、支援っていう言葉はおかしいんですけど、何か考えられていますか。

年間1ミリシーベルトを超える地域の、(支援を)打ち切られた方に関して、新たに。

要は出たい人が出れないという状況になってくると思うんですね。

そこで、それをわかる方、答えていただけたら。

 

福島県担当者

災害救助法に基づくですね、借り上げ住宅の提供なんですけど、平成29年の3月末で終了するということになっています。

その後ににつきましては、6年ということになりますし、長期ということですので、294月以降につきましては、県が新たな支援策ということで、現在検討中でございます。

 

◉Codomo-Rescue平野

どういった検討をされていますか。

 

福島県担当者

一つはですね、福島県に戻ってこられる際に、引っ越し費用の支援とかですね、また、今現在検討中ですけど、所得を考慮したですね、家賃の支援というようなことで、現在検討中ということです。

 

◉Codomo-Rescue平野

僕たち、一番初めに、申し入れ書の内容を読ましてもらいましたけど、避難を求める署名を集めているんですね。子どもに関して。

だから新たに、打ち切られた、今言ったのは、戻る(帰還する)ことですよね。

帰還されている方に関して、引っ越し代の補助とかおっしゃいましたけど、そうではなくて、僕たちが言っているのは、避難に関してなんで、今後健康被害が起きた時に、避難されたい方も多分いると思うんですよ。

その時に、打ち切られたものに代わる、避難策、避難に対する支援を、福島県として、国に求めてくださいと言ってるんです。

それに関してどうですか。

 

福島県担当者

今現在ですね、子ども被災者支援法の中で、先ほどお話ししましたことを、子ども達の自然体験活動とかですね、被災者のところであるとか、あと、母子避難者を対象とした、高速道路の無料措置とか、そういった処置が講じられていますけど、当然これについては継続ということで、引き続き要望していきたいと...

 

◉Codomo-Rescue斎藤

もっと幅広くやっていただきたいんですよね。

やっぱり戻る...

 

◉Codomo-Rescue平野

前回来た時に、1年単位ではなくて、23年ていう単位でしてくれないと未来が描けないって斎藤さんが言ったんですけど、その直後に打ち切られてしまって。

まさに当事者という形でして、思いを聞いてもらえたら。

 

◉Codomo-Rescue斎藤

そうですよね。

そこのルートを切られるっていうのも、避難っていうんじゃなくてそうやって保養に出すっていう、

そこの交通費いちばんかかるんですよね、お金が...

あっちで受け入れてくれる人はいっぱいいるけど、結局そういういろんな条件がある限り、そこでないとだめとか、そういう形になってきてしまうっていうのは、すごくあるので、やっぱりそこをもう少し、具体的にもうちょっと寄り添ってもらうというか、きちんと話を聞いていただくというところと。

あと、小谷さんがさっきおっしゃっていたところあったじゃないですか、病気になるならないって因果関係絶対つけにくいと思うんですよ、この事件は。事故は。

なので、私はそんな話をしていると、本当疲れてくるんですよ。疲れていると思いますけど。

だけど、やっぱり法律で決まっている数字に関しては、なんぼでも強く言っていいと思うんですよ。本当に。

そこは、福島県が、法律って、ほかの県だけじゃなく福島もちゃんと法律おんなじですから。

そこは、間違いないので。

病気になるならない関わらず私はこだわっていきたいところなんですよ。

そういう風にあってほしいなと。

できればやっぱり子どものためにっていう。

自分よりも、これからの人たちのために、そこを守ってもらいたいっていうところを私的には思ってるんですけど。

やっぱりその、たとえばいろんな症状が出たとかっていう人たちたくさんいらっしゃいますし、県民健康管理調査のデータで、今現在検査を受けている人の中でちょっと増えてるっていうのも、知ってるんですけどね、それも本当にあったので。

ただ、検査受けてない人もたくさんいるので、それちゃんとまんべんなく検査したらもっと増えるかもしれないっていうことも踏まえて、やっぱりもうちょっとそこも現実的に受け止めていただきたいのと、やっぱり福島で起きた事故なんだから、法律に基づいて、自分たちもこうやって今動いているので、一緒に考えていただきたいところなので。

もう、病気になるならないは本当これからだし、正直本当因果関係(の証明)は大変だと思いますし、あっちでも医療関係の方々すごい頑張ってくださってるんですよ。

相談会も行ってるんですけど、やっぱり福島がここで、風化させてしまう発起人になってはだめだと思うんですよ。

やっぱり福島が率先してそういう相談会も全国各地でやってるし、そういう人たちとつながって、一緒に、じゃあ子どもら何とかすっぺっていう風に意識持ってもらわないと、私はやっぱりだめだと思うし、本当に当事者がきちんと向き合って話しないとだめだと思うんです。

やっぱり行政と県民じゃなくって、大人として一緒に考えられる場所を、定期的に作ったほうがいいんじゃないかなと私は思うので。

症状を因果関係つけるのは本当に大変ですけど、でもやっぱりいろんなデータ持ってらっしゃる先生たくさんいますし、そういう先生紹介するので、そういう情報も、危険視してる人、安全視してる人たくさんいるんですけど、そういうどっちの話もきちんと聞く姿勢を、福島県がまず率先して作ってもらいたいなと思うので、ぜひまたこういう機会作っていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

◉Codomo-Rescue平野

考えるだけでも考えていただけませんか。

自主避難者に対して、新たな避難の方法というのを。

考えて、国に...

 

福島県担当者

あの、そうですね。

国も県も市町村もそうですが、国は、自主避難者だからとか、あるいは避難区域内の方とか、そういった区別をして支援しているわけではございませんので、いろんなそういった意味では、子ども被災者支援法もございますし、今、基本方針改定案も進められているところもあって、そういった意味では、県もですね、いろんな支援策を継続してやるように要望していきますし...

 

◉Codomo-Rescue斎藤

できればちょっと新しく立法するくらいの勢いで、初めて起きた事故なので、これはできれば新しく作ってもらいたい。

◉Codomo-Rescue橘内

私の方からは、震災直後に放射性物質が様々なところに飛んだわけなんですけども、その際に国の方から、安定ヨウ素剤について指示書がありまして、前回もお話はさせていただいたんですけど、県立医科大学の方で、安定ヨウ素剤を、学生を含めて服用したっていうこともありますし、その中で各市町村長の方にもヨウ素剤の方の配布がされていたと思うんですけども、その中で当時の放射線管理のアドバイザーであった山下俊一先生が、「ヨウ素剤は不要だよ」というお話をされたみたいなんですね。医大の方で。

本当にヨウ素剤を配布しなくてもよかったのかということなんですけど。

実際に、年々年々子どもたちの甲状腺(がん)なり、増えてきてるわけなんですけども、ヨウ素剤を配布していれば、もしかしたらそれを抑えることはできたんじゃないんだろうかという、ご質問です。

 

福島県担当者

直接ヨウ素剤の配布に関与をしている課ではないので、それを踏まえてお聞きいただきたいんですけど。

例えば、甲状腺被ばく線量、国連科学委員会の2008年チェルノブイリの話ですけども、チェルノブイリでは甲状腺の被ばく線量が、たとえばベラルーシだと平均で1100ミリグレイ、ロシア連邦で、440ミリグレイ、ウクライナで、330ミリグレイ、これを合計すると、490ミリグレイ、というような数字があって、いわゆる100を超えるという所ですね。

そういったところで、タイムリーに安定ヨウ素剤を飲むというのは、必要なんだろうなという風に思います。

実際に飲まれたかどうかというと、飲まれてないと思うんですけど、チェルノブイリでは。

で、福島県で、じゃあチェルノブイリの、初期の甲状腺に対する被曝がどうなのかというところになるとまさに重要なところで、放医研が環境省の委託事業の中に今も続けていらっしゃいますけど、

なかなか精緻なものは出てきてないかなと。

そうした中でも、国連科学委員会が、事故後一年間の甲状腺の被ばく線量として、計画的避難地域、一番線量が高い地域、そこの、幼児、一歳の子どもで、ちょっと幅があるんですけど、そういった地域の平均値の範囲としては、4783というような数字を上げています。

また、放医研の研究ですと、だいたい高いところで、高い地域で9割は、双葉、飯舘、いわきあたりが30ミリシーベルト、大熊町等で20ミリシーベルト、というような数値です。

あと、弘前大学の推計としては、小児の甲状腺の被ばく線量としては、最大23ミリシーベルトという数字があって、

こういったところからは、チェルノブイリと比較すると、甲状腺の被ばく線量は、一つ桁が低いということが言えると思います。

ヨウ素剤服用に関して、一般には100というような所が一つの基準になっていたと思うので、その辺が後から考えたら、判断というか、はっきり言いましても検討材料が...

 

◉Codomo-Rescue平野

要約すると、あれですか。放出量と被ばく線量を把握してるっていうことですか。

福島県としては。

 

福島県担当者

今私が言ったのは、UNSCEARの話、放医研の話、弘前大学の話、話というか、研究成果をしゃべったところです。

 

◉Codomo-Rescue平野

把握してますかっていう話。

福島県としては、事故の、放射性ヨウ素の放出量と、被ばく線量を把握してますかっていう単純な質問なんですけど、

 

福島県担当者

えっと、まず、被ばく線量はという話は今話をした通りだと思います。

ヨウ素の量としては、色々なところから、具体的な数字として出されているんだろうなという風に思うんですけども、たとえば、国連科学委員会の2013年の報告書では、チェルノブイリ事故と比較して、ヨウ素131は、十分の一、セシウム137は、五分の一というような数字が掲げられているところです。

 

◉Codomo-Rescue鈴木

小谷さん、すいません、まだ甲状腺がんのやつで、やっぱり今みんな実際に甲状腺がんが増えてるのか増えてないのかどうか、それが(原発事故の)影響なのか影響じゃないのか、っていうことが一番問題にしてることですよね。

どうしても比較対象してないっていうことに...

 

福島県担当者

他の地域でもやれっていうことですか。

 

◉Codomo-Rescue鈴木

前もちょっと話ししたんだけれども、でも実際この人数子どもの甲状腺、小児甲状腺がんの発症例からすると、やっぱり多いっていうのは現実...

 

福島県担当者

何と比較して。

 

◉Codomo-Rescue鈴木

実際こうして出てきた、もともとの数字からの...

 

福島県担当者

感覚的ですよね。

 

◉Codomo-Rescue鈴木

感覚的でも全然多いと思うんです。

まあ、いきなり多いかって言ったらいろいろあると思うんだけども。

じゃあその因果関係があるかないかっていうことに、すごく皆さんが心配されていることなので、やはりこれは、他の地域と同じ、データを取るべきじゃないかと。

子どもさん...

これ今回やったことによって、助かる命も助かって、非常に、やったことに対してはプラスになっているわけですから。

 

福島県担当者

まあそこは...

 

◉Codomo-Rescue鈴木

早めにね、甲状腺がんを見つけることができたっていうことでは、

 

福島県担当者

うちの検討委員会甲状腺の部会でも、色々専門家の中で...

 

◉Codomo-Rescue鈴木

まあそうですね。

そういう風な意見が分かれているのは存じ上げてるんですけども、早めに見つけることが出来たっていうことでは、それはプラスとして考えた場合に、これを因果関係があるかないかって考えたらば、じゃあ北海道と、じゃあ大阪とか、っていう風に、比べる地域...

子どもさんたちに、これくらいのことをしても。

健康相談っていうか、健康診断っていうのが出来ないでしょうかね。

 

福島県担当者

それはうちの検討委員会甲状腺部会というよりは、国や専門家の在り方、専門家会議の...

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

いや、そこまで必要ないでしょう。

 

福島県担当者

そこで、倫理的に、問題があるんじゃないかと。

という問題が出されて、そこで止まっている状況です。

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

計算なんかしなくったって、甲状腺がんの子どもが何人いますかって、各県から問い合わせを聞いて、一人もいません、一人しかいません、二人出ました...

 

◉Codomo-Rescue鈴木

でもね、現実にはスクリーニング効果っていうのは、どうしても、それはあるのは現実。

あるので、そのうえで、プラスどれくらいの、今回の影響があるかっていうのが、きちんとデータを取るんであれば、欲しいかなと思うんです。

 

福島県担当者

継続して検査を進めなければいけないと思いますし、もう一個、他県で、原発事故の影響を受けていないところで検査を、ということに関しては、やはり問題も指摘されてるので、単純に...

 

◉Codomo-Rescue鈴木

小谷さん的にどうですかね。

この辺きちんと整理するのにはやはり他県でやってもらった方が分かりやすいんじゃないですか。

 

福島県担当者

分かりやすいかもしれないですね。

 

◉Codomo-Rescue鈴木

ねえ。

ぶっちゃけた話ね、これだけ皆さん福島県で(甲状腺がんが)多発してるって大騒ぎしてるんであれば、

他県で、同じような検査を同じ人数を、ある程度のデータ取りをさせていただいて、それで見つかった子どもさんがいたらそれは、早めに見つけてあげることができるならプラスとして考えて、やるべきとして、福島県は...


 

福島県担当者

一つの考え方で...

 

◉Codomo-Rescue鈴木

福島県から小谷さんが言う、とかね。

言って、やはりこれだけ不安を、福島県民が思ってるんであれば、データを取るべきじゃないでしょうかね。

まして福島県だけにこれ降り注いだわけじゃないので。

ていう考え方のもとで、データ比べましょうか。

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

方法なんて、スクリーニングなんてしなくったって、がんの子どもがいるかいないかだけでも、データ取るだけでも十分できるじゃないですか。

甲状腺がんの子どもが発見できないんだったら、これは親の責任ですよ

 

◉Codomo-Rescue鈴木

ただ、今回は...

 

Codomo-Rescue 

福島県の話じゃなくて、他県の話ですよ。

他県で...

 

福島県担当者

甲状腺も、特殊性があって、甲状腺がんがあっても亡くならないで、他の原因で亡くなって、一生持ち続けて、(寿命等で)亡くなっていくという、そういう...

ある意味癌と言いつつも、たちのいいタイプが多いんですよね。

そういったものを検査で、見つけているんじゃないか、という危惧があって、その辺は、検査を今やっていることも慎重にしなければいけないし、他県に拡大するっていう部分も、より一層慎重にならないといけない

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

転移した場合の( )っていうのもちゃんとチェックできるじゃないですか。

それはそれとして、正当性があると思うんですよ、その情報収集っていうの。

福島県が要望すれば。

福島県を応援しましょう、福島県のために頑張りましょうって、全国が頑張ってくれてるわけじゃないですか。

 

福島県担当者

慎重にしなければいけないということに関して、福島県が言えば何でもできるというわけでは...

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

いやそれは、皆さんのテクニックと技術じゃないですか。

交渉能力...

 

◉Codomo-Rescue鈴木

今回スクリーニングっていうところに話がいってるので、それが起きたことでこれだけ数が増えてるっていう考え方が大半であると思うんであれば、尚更のこと、比べる( )がほしいのかなって思うのは普通だと思うんですよね。

そうしないと、これはやっぱり福島県民の、お子さんを持ってるお母さんとかね、保護者の皆さんにとっては、不安を払しょくできないんではないかと思います。

 

◉Codomo-Rescue平野

あと5分だけください。

 

◉Codomo-Rescue斎藤

Codomo-Rescueからの、福島県知事への手紙ということで読ませていただきます。

 


Codomo-Rescueより 福島県知事への手紙  2015/08/06

 

我が国は、2011年に原子力緊急事態が宣言され、4年経った現在も解除されていません。

抜け落ちた燃料がどこにあるかも全く分からない状態で、事故を起こした福島第一原発は安倍総理が発言した『アンダーコントロール』には程遠く、「汚染水」を「汚染水と呼ばない汚染水」と呼んで誤摩化して、

大量の放射性物質とともに海に垂れ流し続けています。

そのような状況の中で人々の帰還を急ぐこと、自主避難者への支援を打ち切る事は到底許されません。

収束の方法も分からず、原子力緊急事態宣言もいまだ解除されていない中で、今やるべきことは、

帰還ではなく避難の継続、避難の拡大、健康管理を福島県以外にも拡大すること、自主避難を含む補償、

賠償の拡大を福島県が国に強く要請し実現する事ではないでしょうか?

 

ウクライナのチェルノブイリ法は年間1ミリシーベルト以上が移住の権利ゾーン、年間5ミリシーベルト以上は移住の義務ゾーンでした。

事故から5年たってできたチェルノブイリ基準でさえこのルールです。

このチェルノブイリ法はただいま現在も同じ数値、基準のまま生きています。

避難指示の解除、帰還の基準が年間20ミリシーベルトという高い線量となっていることにとても納得することができません。

2011年4月29日、内閣官房参与の小佐古敏荘(こさこ・としそう)・東京大教授は涙ながらに辞任会見しこう主張しました。

「年間20ミリシーベルト近い被ばくをする人は原子力発電所の放射線業務従事者でも極めて少ない。

この数値を乳児、幼児、小学生に求めることは学問上の見地からのみならず、私のヒューマニズムからしても受け入れがたい」と。

原発事故で年間20ミリシーベルト以上ということで強制避難させられた人たちに、20ミリシーベルト以下になったから帰還してもらうということはどう考えてもおかしなことです。

 

事故前までは年間1ミリシーベルト以下という世界的なコンセンサスが基準でした。

土壌検査に関しても2キロの範囲で一点だけ測定するという2キロメッシュの測定方法で百か所程度やった程度では網が粗すぎて点在するホットスポットも無視する事となります。

このような粗い土壌検査で実際の汚染状況が把握できるわけがありません。

住民を帰還させるための誠意ある態度とはい思えません。

帰還事業にしても、自主避難者へのみなし仮設の問題でも、加害者側が自己責任に近い形で被害者に対し泣き寝入りをさせるやり方を許すわけにはいきません。

 

甲状腺がんに関しては、事故後の甲状腺検査で、悪性ないし悪性疑いと診断されていた127人が全て悪性だった場合は2010年時点の有病者数の75倍になるとの計算が出たそうです。

福島県で見つかった悪性の小児甲状腺がん、もしくは悪性の疑いのある127人を、

因果関係がないものとして切り捨てるのでしょうか?

国策として推進して来た原子力発電所が事故を起こし、大量に放射性物質を放出した現実があるにも関わらず、原発事故によって被った被害をなかったことにするのでしょうか?

 

 

原発事故の健康被害は甲状腺がんだけではありません。

 

毎回お伝えしておりますが、私達が何よりも大切な事と考えているのは、この国の未来である子どもを守るという事。

 

白血病をはじめとする様々な健康被害が続出したチェルノブイリ事故から学び、

放射能汚染の現実から目をそらさず、健康被害が拡大しないよう予防原則に則って、

ストロンチウム90など多核種に及ぶ土壌汚染調査や、ベータ線を含む食品の検査、

尿中セシウム定量調査や遺伝子検査を含む健康調査などを福島県だけでなく日本中で長期間、

継続的に調査していくこと、それこそが政府の責任であり、

福島県としても要求すべき事だと思います。

 

福島第一原発事故による被害、損害が存在する限り、東電と政府は賠償、補償の義務を広く負うことを

法律で明確に規定すべきであり、福島県は県民の代弁者としての役割を果たすべく国に求める責任があると

思います。

 

Codomo-Rescue

『自主避難者の支援打ち切り』『住民帰還を促進する国や福島県の方針』に断固『反対』します。

そして、原子力規制委員長 田中俊一氏の「もともと自主避難というのは、自分は嫌だからっていうので

避難したわけですから、それを国がどういう訳か、支援するというふうになっちゃった」という発言、

つまり、国が自主避難者を支援する必要はない』との考えには到底同意出来ず、この冷徹な発言及び支援打ち切り決定の撤回をするように福島県に強く求めます。

年間1ミリシーベルトの地域に住む人に『避難の権利』を与え補償する事を強く求めます。

そして、自主避難者への住宅無償提供の打ち切りに変わる具体的な支援策を、福島県が国に対して強く働きかける事を強く求めます。


 

◉Codomo-Rescue平野

あと、読めなかったんですけど、大阪で保養をやっている団体があるんですけど、メンバーにもいるんですけど、そこからのメッセージもあるので、またあとで読んでもらえたら。

 

(心応隊からのメッセージ)

<本文最後に記載しています>

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

あと、業務連絡・・

小谷さん、UNSCEARの論文なんですけど、日本語に訳されていないので、甲状腺がんを過小評価してきてるっていうような部分もありますので、もしあれでしたら、ちゃんとそちらの方も、お読みになってというか、訳されて、ご検討下さい。

今日はこれで結構ですので。

 

福島県担当者

甲状腺量を過小評価している...

線量を過小評価している...

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

いえ、評価の...

 

福島県担当者

線量に幅があるという記載があることは私も...

 

◉Codomo-Rescue賛同人 稲村

初期被ばくをこちらで把握してるかどうかっていう問題もあるんですけど。

こちらの方、よろしくお願いします。

 

◉Codomo-Rescue平野

あと、あの、今日、質問したことに、けっこうお答えいただけなかったっていうのも大きいので、全部質問してないんですけど、でも多分ほとんど入ってるんですけど、送ったものを踏まえて同じように、文書で回答を頂けたら。

今日もそれを伝えてもらったらすぐ済んだ話なんですけど、地図でくださいって言っても提示されていないし、それはまた、全部まとめて返事...

二週間くらいで、三週間くらいですか。

 

福島県担当者

お答えしてないやつだけという形ではなくて...

 

◉Codomo-Rescue平野

いや、全部ほとんどお答えいただいてない感じなので、明確にお答えいただけたらなと思うので。

 

福島県担当者

自分がご回答できてないのかもしれないですけど。

 

◉Codomo-Rescue平野

いえ、そういう意味じゃなくて。

お答えいただけてないのがいっぱいあるので、(今日は)質問をしてないっていうのもありますし、前と同様に、文書でいただけたら。

嫌だっていうなら、嫌だって言われましたって発表するだけなんで。

断る権利もあると思うんですよ。

だから無理矢理なにがなんでもっていうわけでなく。

そのまま書きますんで。

 

福島県担当者

インターネット中継とかもあったりして、けっこう、精神的にも( )になったりして、なおかつ、こうやってお話をさせていただいている中で、自分のものがあれば、多少なりとも作業を少なくしたいなっていう部分がありましたので。

 

◉Codomo-Rescue平野

責めているわけではなくて、事前にこういうこと(を質問します)って、多分一週間、十日くらい前にお伝えして、それを本来もう答えがあってしかるべきだと思うんで、それを送るだけで済むというのが僕の感覚なんですけど。

そうではなくっていう感じですか、また新たに考えなきゃっていう。

事前に質問してなくて、お答えいただけないんであったら、ああ、それも仕方がないかと思うんですけど、事前にこちらで9個質問をしてるので、それに関して前回もお答えいただいたように。

誤解があってはいけないので、それを頂けたらなあと思うんですけど、いかがでしょうか。

 

福島県担当者

この場のやり取りで済むようなやつだけでも省けないかなとも思ったんですけど。

 

◉Codomo-Rescue平野

どれが答えてどれが答えでないって精査するのも・・

 

福島県担当者

わかりました。

 

◉Codomo-Rescue平野

三週間...四週間...

 

福島県担当者

じゃあ、一か月くらい頂ければ。

 

◉Codomo-Rescue平野

一か月くらい。

出来たら、質問していることに答えていただけたら助かるなと。

たとえば0.6マイクロシーベルトを計算して教えてくださいと言ってるので、それをちょっと教えてほしかったなぁっていう。

それすごく重要で、0.6マイクロシーベルト実測のところが、この計算だとどう出るかっていうのがすごく重要な話だと思うんですね。

放射線管理区域の場所が、この地図ではどういう色で塗られているかっていうのが。

本当に非常に安全かどうかって言う・・

それが本当に知りたかったことで、個人的に規制庁に聞いた方がいいですか。

それとも...

 

福島県担当者

それは、県側ではちょっと出していない部分なので。

 

◉Codomo-Rescue平野

県は、分からないということですか。

0.6マイクロシーベルトの場所も、この計算方法では、計算できないっていうことですか。

 

福島県担当者

もともと国が出している基準なので、そこは県ではなく...

 

◉Codomo-Rescue平野

それは知ってます。

だってこれはあれですもん、自主避難者支援打ち切り...

パブコメに出てるやつですよ、これ。

これの、すごくシンプルな話で、色分けされてるけど、ざっくりしすぎてるし。

たとえば、0.6マイクロシーベルトの場所が、この地図ではどういう色で出るかっていうのが重要だと思うんですよね。

たとえばの話でしてるんですけど。

 

◉Codomo-Rescue斎藤

測り方?

 

◉Codomo-Rescue平野

測り方じゃない。

0.6マイクロシーベルトの場所が、年間でどれくらいの場所になるのか。

単純に24(時間)×365()かけたら、5ミリになるんですよね。放射線管理区域

それを、計算方法がなんかおかしい、おかしいっていうか、何かやってるじゃないですか、0.85かけてどうのこうの、バックグラウンドがどうの、木造の屋内が何時間とか。

これで、どれだけ下がるのかっていうことが知りたいんです。

 

福島県担当者

国にお伺いしていただく話かと。

 

◉Codomo-Rescue平野

計算して教えてくださいって言ってるだけなんですよ。

 

福島県担当者

中身は、資料に関しては、国に伺った方がいいと思いますよ。

 

◉Codomo-Rescue平野

それは、県が答えない理由ってなんかあるんですか。

多分計算したらできますよね。

安全ですって言ってるわけで、この地図に関しても、異論はないわけでしょ?っていうこと。

僕はこれを見たら、すごいおかしいなと思うんですよ。

このモニタリングで、しかも変な関数をかけて。

っていう単なる疑問で、計算によると半分くらいという試算があるんですよ。

単純に、8760かけたもの<24(時間)×365()>の半分くらいになるんじゃないかという

数値もあるから。

たとえば、0.6マイクロあります。年間5ミリの場所が、2.5くらいに表示される可能性もあるから、それだとちょっと過小評価しすぎじゃないですかっていうのが知りたかったから、僕はこの1番に書かしてもらったんですよ。

それをもう一回いただけたらよかったなという風に思うんですけど。

9個の質問に一か月かけてお答えいただけたらと思います。

何が言いたいかというと、判断する基準が、非常にこれでは難しい、これで安全だって思えないっていうか、個人的に。

だから、すごくメッシュ細かな地図、実測、1メートルの実測のデータがあれば、まだ判断しようもあるし、とにかく判断できないです。

これだけ線量が下がったと言われても。

納得ですか。

納得だったら納得でいいんです。

納得されてるのかな?っていうのが。

担当がいないですかね・・

 

福島県担当者

子ども被災者支援法。

法律なので、国の方で、進めていると思います。

なので、私の方、その中身についてどうこうっていう話はできないので、その辺はご了承願いたいと思います。

今パブリックコメントで88日まで( )されていますので、ご意見の方はそちらの方に出していただけたら。

 

◉Codomo-Rescue平野

書きます、もちろん書きますけど、今、その当事者なので、お伝えした方がいいんじゃないかなと思って。

 

福島県担当者

すいませんそろそろ、本当に時間が・・・

 

◉Codomo-Rescue

どうもありがとうございました。

 

 

 

<Codomo-Rescue植木宏から福島県へのメッセージ>


子どもたちが言っています。

「福島県や国、大人たちは私たちを守ってくれない」と。


放射能は安全とウソを言い続けている大人たちを子どもたちは絶望の気持ちでいることを知ってください。


あなた方は、子どもたちの命よりも経済を優先し、見殺しにしていることを忘れないでください。


あなた方は何のために生きてるんですか?

ひとりの人間として、大人として、お父さんとして、子どもたちを守らない無責任な対応でいいんですか?


子どもたちはあなた方をしっかりと見てます。


あなた方がウソをつき、自分たちが犠牲になっていることを知ってます。


あなた方は子どもたちに絶望を与えていることを自覚してください。


子どもたちは大人たちがどんなことをしてくれるのかをちゃんと見てます。


今からでもいい!

人間として、大人として、ひとりのお父さんとして、人間との魂を持った対策を取ってください!


子どもたちだけでも助けてあげてください。

子どもたちの心の悲鳴をきいてあげてください!

見本となる大人の背中をみせてあげてください。

<Codomo-Rescue 平野大輔の所感>


先日、京都の自主避難者で、住宅の無償提供を打ち切られたお母さんたち、

福島県民で避難したお母さんたちの話し合いに参加した。

 

お母さんたちは、悔しくて泣いていた。

 

そう、国から『棄民』されたお母さんたち。

 

僕はお母さんたちの気持ちを想像してみた。

 

原発事故が起きた。
本来なら子どもを守る為に、早急に国の責任で子どもたちを避難させなければならなかったのに
避難させないから自力で逃げた。

(避難させなかったのは当時の民主党菅内閣と佐藤雄平知事)

 

住宅支援は当たり前。
だって『被害者』なんだから。
『支援』という言葉がおかしい。

 

お母さんたちは『被害者』

 

先日、自主避難者の住宅の無償提供の打ち切りが決定した。


僕はお母さんたちの気持ちを想像してみた。


子どもを守る為に福島から離れた。
まだまだ避難しなければならない状況なのに
国や福島県は

『戻って欲しい』という。
『もう避難する状況にないよ』
と、平然と言い放つ。
自主避難者の住宅の無償提供も打ち切られた。


お母さんたちは放射能の危険性を知っているから避難した。

 

『住宅支援を打ち切るよ』
『もう避難する状況にないから』
『福島に帰って来て欲しい』
『避難しなくていいのに国が避難者を支援しちゃった』

 

この、国や福島県からのメッセージを

お母さんたちはどう感じているのだろう?

 

何度も繰り返すが、お母さんたちは『被害者』。
理不尽に『被曝』させられ、古郷を奪われた『被害者』。

 

お母さんたちは『孤独』だと思う。


住宅支援を打ち切られ路頭に迷っているお母さんたち


その状況にありながら、パブリックコメントは

たった『1500通』

僕は猛烈に腹がたった。


『被曝させられ』
『古郷を奪われ』
『棄民』されたお母さん達。

 

お母さんたちの味方はどこにいるのだろう?

僕たちはどれだけお母さんたちを孤独にすれば気が済むのだろう?

 

 

 

『心援隊』よりメッセージ

 

心援隊は20113月に発足した市民団体です。

これまで被ばくした地域からの移住の支援等を行い、長期休みには親子で大阪に一週間滞在する『疎開・保養プロジェクト』を開催し、この夏休みで14回目の開催となりました。

心援隊のほかにも、市民レベルで福島の子どもたちを支援する団体が数多くあり、全国で保養が行われています。

 

このような保養に参加された方、応募された方は、福島第一原子力発電所の事故により子ども達が被ばくしてしまうことを不安に思い、安心・安全が確認されたものを食べさせる、保養に出かけるなど子どもたちを守るための手段を取り続けています。

 

それにも関わらず、多くの人が「尿からセシウムが出た」「のう胞が見つかった」という検査結果を持っており、「鼻血が出やすい」「疲れやすい」「のどの痛みが治らない」など様々な症状を訴えています。

 

こういった症状は、一週間安全な場所で過ごし、汚染されていない食事を摂ることで良くなる場合がほとんどです。ですが、福島に帰れば、また同じ症状に悩まされます。福島に住んでいる以上は、こうした保養を繰り返さないといけなくなります。

 

また、近年は、参加者や応募者の家族・友人に、甲状腺がんで手術をした子ども、白血病などで死亡した子どもがいるという話をよく聞くようになりました。5年目に入り、「被ばく」「死」がより身近なものに感じられ、大きな不安を抱えている福島県民は少なくありません。

 

福島の子どもたちを守るために、まず福島県が中心となり、一時的もしくは原発事故が完全に収束し被ばくの恐れがなくなるまで、安全な地で過ごす権利を与えて支援してください。

 

そして、子ども達が安全なものを食べることができるように、食材の厳しい検査と正しい情報の公開をお願いします。

 

心援隊

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◎福島県知事に対し、文書で回答を求めている事項◎

署名提出時に、福島県知事宛に、質問事項を文書でお伝えさせて頂きました。

回答には 1ヶ月 ほど時間を頂きたいとのことです。

 

文書での回答を頂きましたら、こちらに公開させて頂きます。

 

<文書での回答を求める事項>

 

 

(1)子ども被災者支援法基本方針改定の資料の『福島県内における外部被ばく線量推計』の航空モニタリングマップが地上での実測値に則していない。

 航空モニタリングではない実測のマップ(福島県のメッシュ細かな各市ごとの詳細な『事故直後』と『一番最新』の『地上1Mの空間線量マップ』)を提示して頂けないでしょうか?

また、外部被ばく線量推計の概要の【線量評価上の一日の実効線量計算方法】に関しても納得のいく計算方法ではありません。

例えば、0.6μSv/hの地域、を【線量評価上の一日の実効線量計算方法】で算出して頂けませんか?

参考URL http://www.ourplanet-tv.org/files/m29515071002.pdf

 

 

 (2)前回の署名提出時に、担当者の方がこうおっしゃいました。

 『福島県の方では発電所の近傍で海水等のモニタリングを実施してますけれども、

 そこにおいては毎月必ずセシウム、またたとえば全ベータ放射能、ストロンチウム、プルトニウム、こういった核種をですね、主要な核種を測っております。』

 

しかし、この直近の一年間だけで(ストロンチウム90が)22000億ベクレルが放出されているということを前回の署名提出の前日に発表がありました。(トリチウムが、150億ベクレル/日、ストロンチウム9027億ベクレル/日、セシウム13712億ベクレル/日、セシウム134は、41000万ベクレル/日、流出してると発表)

 そして、東電が今年の316日発表した資料によると、去年12月に採取された港湾内にいたタケノコメバルという魚から223千ベクレルのセシウム134、137が測定された。WHOの飲料水の基準をほとんど満たしている水の中に暮らしているタケノコメバルが22万ベクレル。ストロンチウムは計測していません。

このようなデータがある中、福島県は港湾内のどの地点を、どの核種をどういった方法で計測しているのか。

港湾内の地点に関しては、地図を用意して頂き、ご説明頂けませんか?

また、ホームページにも公開してるとおっしゃったのでURLを教えて下さい。

 

 その他、報道では原発敷地内の排水路が外洋に直結されていたことが発表されましたが、この事実を受けて港湾外の検査を追加、検査の継続をされていますか?

 

http://jp.reuters.com/article/2015/02/24/idJPL4N0VY3BD20150224

 

 

(3)前回の署名提出の際にも質問させて頂き、お答え頂けませんでしたが、福島第一原発事故における、放射性ヨウ素の放出量を福島県は把握されていますか?放射性セシウムの放出量を把握されていますか?その他、核種に関して、放出量を把握しているかお答え下さい。

 

また、チェルノブイリ事故による甲状腺被曝線量のデータは把握されていますか?

福島の詳細な甲状腺初期被曝線量、及びセシウムの初期被曝線量、その他30~100種類の核種の初期被曝線量を把握されていますか?

 

 コドモレスキューが前回署名提出した際に回答を求めたことに対し【質問2】の内容の

 『これまでに甲状腺検査により確認された甲状腺がんにつきましては、①被ばくリスクが高いといわれている低年齢からの発症が少なく、事故当時5歳以下はいない。②被ばく線量はチェルノブイリに比べ総じて低い。ことなどから、

 放射線の影響とは考えにくい』と回答頂きましたが、チェルノブイリ原発事故の核種の放出量と、福島第一原発事故の核種の放出量を比較しないと、放射線の影響とは考えにくいとは言えないのではないでしょうか?

 過去の同様の事故から学ぶ事は、どのような事案であっても必要な事だと思いませんか?

 

 参考URL http://www.codomo-rescue.net/2015/03/27/20150326-01/

 

 

 (4)前回の署名提出の際にも質問させて頂き、お答え頂けませんでした。

その後、文書で回答頂きましたが(質問6)データが分かりにくかったので、再度ご質問させて頂きます。

食品に関して、ストロンチウム、プルトニウム等の測定をされていますか?

測定データ、測定方法をお示し頂きたいです。

測定の頻度や計測地点を、福島県の各市の地図を用いて詳細なデータをお示し下さい。

 

 (5)住民帰還に関して、県民の生命、健康を守る立場に立った判断が大前提だと思いますが、県の考え方としてどう考えていますか?いつまでにどの地域の帰還を決定しているのでしょうか?年間放射線量が年間2050ミリシーベルト以下の「居住制限区域」が対象なのでしょうか?20ミリシーベルト以下の「避難指示解除準備区域」が対象なのでしょうか?年間50ミリシーベルト超の「帰還困難区域」も対象に含まれるのでしょうか?

 現段階の考え方をお示し下さい。

 ※現在の避難状況と避難解除予定地域を、最新の避難状況のマップを使って

説明して頂ければと思います。

 

 (6)前回の署名提出時に、担当者の方がこうおっしゃいました。

 『まず、帰還についてなんですけれども、あくまで促進ということではなく、帰る・帰らないそれぞれの判断がありますので、それは尊重したいと思っております。なので、促しているということではありません。』

 

 しかし、先日のNHKの番組で福島県避難者支援課の松本雅昭課長は

 『除染の進捗具合や生活環境のめどが立つタイミングが29年3月ごろである。

 自治体としてはぜひ帰還して頂きたい。帰ってきていただきたい』と発言しました。

 

 福島県としてはどちらの主張が正しいのか?

 

 また、10日、「子ども被災者支援法」の基本方針改定案を公表した際に

 竹下 亘復興大臣は「放射線量は発災時と比べ大幅に低減し、避難する状況にない」そして、「基本的なことは福島に決めていただいて、我々が支援していく構図になっている。住宅、避難の時期等については、基本的に帰っていただきたいと。これは福島の強い思いでありまして、それを期日を示すことで、促進していきたいという思いがある」と説明されました。自主避難も強制避難も同じく、「原則として、帰っていただきたい。帰らない人は、帰らない人への対応を考えるというのが福島県の立場」と明らかに帰還を促しています。

 

 原子力規制庁の田中俊一委員長が『避難する状況にない』

 「もともと自主避難というのは、99%、97~98%以上の人がそこに住んでいた時に、自分は嫌だからっていうので避難したわけですから、それを国がどういう訳か、支援するというふうになっちゃった」

という発言をしました。

県民の立場を代弁する福島県としてはこの許しがたい発言の撤回を求めるべきではないでしょうか?

 

 

 (7)年間被曝許容量を事故前の年間1ミリシーベルトに戻し、年間1ミリシーベルトを超える地域の移住希望者、及び自主避難者に避難の権利を与え補償してください。

起きる事がないとしていた原発事故が起こった途端に今までの基準を変えましたが、そのようなことは到底許されません。

事故が起きた後で基準を変えた事で、県民、国民だけでなく国際社会の信頼を大きく損ないました。

福島県としてこの件に関していかがお考えか?

みなし仮設住宅の無償提供が17年3月で打ち切りが決定しましたが、それに変わる、年間1ミリシーベルトを超える地域の移住希望者に対する、具体的な支援策をお聞かせ下さい。

 

 

 (8)小児甲状腺がんに関して。事故後の甲状腺検査で、悪性ないし悪性疑いと診断されていた104人全員ががんだった場合、その患者数は2010年時点の有病者数の61倍、今年3月時点で悪性ないし悪性疑いと診断された112人が全て悪性だった場合は66倍、本格検査、二巡目以降の検査ですよね、本格検査で新たに診断された15人の子供たちを合わせた127人が全て悪性だった場合は2010年時点の有病者数の75倍になるとの計算が出たそうです。もちろん、試算であるため、数字が多少変化することにより25倍や30倍と小さくなることもあり得る、そういう意味で数十倍のオーダーと丸めたと疫学の専門家である津金さんがデイズジャパンの取材でお話をされております。

福島県で子供たちの甲状腺がんが数十倍のオーダーで多発していることを福島県は認めるべきですが、どのように考えていますか?

 

 

 

 (9)前回回答頂いた事項に関してですが、

 

 『アナンド・グローバー「健康の権利」特別報告者の訪日平成2694

 1 概要

 (参考)

 等特別報告者とは,特定の国の状況または特定の人権テーマに関し調査報告

 を行うために,人権理事会から任命された独立専門家である。専門家の見解

 は独立資格としてのものであり,また,提出される報告書に含まれる勧告に

 は法的拘束力はありません。』

 

 という回答を頂きました。

 

人権団体から勧告を受けているのに法的な拘束力がないから対策を講じないというのでは国民の生命、財産は守れません。

事故対策、特に原発事故対策については、リスク回避のために『予防原則』に最大限、則って対策を講ずるのが国や県の仕事です。

原発事故当初、大量に放出された放射性ヨウ素の被曝を避ける対策やヨウ素剤の配布を怠った為に、現在、小児甲状腺がんが多発している状況にあります。対策を怠った過去の対策が現在の健康被害に繋がっているのであって、今、対策をとるべきです。緊急的に必要な今が国がとるべき政策は帰還ではなく避難の継続、避難の拡大、健康管理を福島県以外にも拡大すること、自主避難を含む補償、賠償の拡大こそが原発事故の犠牲を被った県民に対する県の責務ではないでしょうか?

 

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